昨日のマニラ湾夕陽と、皆さんのクリックを期待してＫＴＶ海のＧＲＯ、責任者の許可を受けて顔を載せてますが。ＧＲＯの写真が好いと思った人、思わない人でもフィリピン情報をクリックして下さい。（笑）
昨年の７月にタイ人の１５日間査証（ビザ）免除が始まり、ベトナム人・フィリピン人・インドネシア人に対しても、短期滞在数次ビザ（一定期間に複数回入国できるビザ）の発給を増やす。大幅な緩和措置を実施し始めた日本政府、何時かはビザ免除になると感じていた。
旅行会社（ビザ申請指定）に勤務する友人、領事館は一定の書類が揃えば簡単にビザを発給する。それも数次ビザを簡単に出すのに対し、今後、ビザ申請が大幅に減り、２〜３年後はビザ申請をする人が少なくなりそう。このまま行けば、会社が成り立たないのではないかと心配していた。
旅行会社が心配するぐらい簡単に出始めた日本ビザ、何時ビザ免除処置が始まるのか気にしていたら、昨日の環球時報（中国報道）でビザ免除が実施されるニュース。日本の報道で確認できないので、どうなっているのか見守っていたら、今朝のまにら新聞やココ.Ｐｈで報道された。
「日本政府と与党は、インドネシア、フィリピン、ベトナムから日本への観光客の査証（ビザ）を免除する方向で調整していることが分かった。環球時報が伝えた。安倍政権は観光を成長戦略の柱の一つにしており、２０２０年の東京五輪開催を弾みとして訪日外国人旅行者の年間２０００万人達成を目指している。
３カ国へのビザ免除は、６月に改定する「観光立国実現に向けた行動計画」に盛り込まれる予定だ。開始時期などは、法務、外務両省と観光庁を中心に詰めるという。２０１３年の訪日観光客数は、インドネシアが約１４万人、フィリピンが約１１万人、ベトナムが約８万人。ビザ免除が実施されていない国の中では、中国に次いで多い。」Ｒｅｃｏｒｄ Ｃｈｉｎａ
日本の大手マスコミが報道しない小さなニュースでも、フィリピン在住者にとっては大ニュース。どんな影響が在るのか、色々考え嬉しくなる代わり心配もある。一番大きな影響を受けそうなのが旅行業界、と日系ＫＴＶかも知れない。
特にビザ申請代行を扱う旅行会社（日本大使館指定）にとっては、ビザ申請代行の業務は会社の大きな収入源。これが無くなるということは、特に日本人スタッフ（大使館から義務付けられている）の失業も在りそうだし、翻訳などの業務をしている日本人も仕事が少なくなる。
どちらにも友人が居るので、手放しに喜べないのが辛い、ただ、日本観光ブームは間違いなしに起きそうだ。誰が考えても影響を受けるのは香港、ディズニーランドや観光にしても魅力を比べれば東京。大幅に増えたマニラ・東京便を利用すれば、宿泊費の安い東京と香港で旅費に大きな違いはない。フィリピンをメイドの国と呼んでいる香港に比べれば、心情的にも日本の方へ行きたくなる。
それよりも大きな影響を受けそうなのが日系ＫＴＶ、偽造結婚で日本行きを考えているフィリピーナは多い。特にビザ待ちでＫＴＶへ働いている子は歯止めがなくなり、日本へ入国して婚姻届を出せば好いので、話しに釣られ偽造結婚が増えそうだ。
また、オーバースティ覚悟の日本行きを考えている子が出ても可笑しくない。韓国などの９０日ビザ免除と違って１５日ビザ免除なら、就労しても元は取れそうにない。働くことを目的で入国するなら、一時期オーバースティが大量に発生する可能性もある。
そうなると、３００・５００・７００ペソで働くＧＲＯ、１日働いても良くて２〜３千円しかならない。一攫千金を夢見て日本へ行く子にとって、日本にはフィリピン・パブという土台が在るので潜り込み易い。そうなればまた、フィリピン・パブ・ブーム到来になるのかも知れない。
先進国で最初にフィリピンをビザ免除にした日本、日比友好には素晴らしいことだが。今までは、ビザが難しいことを逃げ口上にして来た人も多いはず。駐在員や商社マンはマニラ妻を、香港辺りで何かと誤魔化して来た。今度はパスポート片手に日本へ・・・、逃げられないと思った。
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