昨日のマニラ湾の夕陽と夕昏を載せてます。美しいと思った人、思わない人でもフィリピン情報をクリックして下さい。（笑）
アロヨ政権（２００１.１.２０〜２０１０.６.３０）からアキノ政権（２０１０.７.１〜）へ代り、フィリピンも良くなったと思う。ただ、マルコス政権（１９６５.１２.３０〜１９８６.２.６）２１年間より、汚職が酷かったと言われているアロヨ時代の２００２年４月に、フィリピン退職者庁（ＰＲＡ）へ５万ドルの定期預金書を堤出して、リタイヤメント永住権（ＳＲＲＶ）を取得した。
５０才を迎え仕事に疲れを感じたのと、５０を越せば５万ドル（当時のレートで６６０万円）でＳＲＲＶが取得できる。ここで大きな失敗をしたのは、５万ドルをコンド（現在の自宅）の購入資金に使ってしまったこと。これが失敗だと気付いたのは、アキノ政権に代わってからだった。
どんな政権でも発足当初はクリーンなモノで、最初から汚職塗れの政権はフィリピンでもないと思う。エストラーダ政権を退陣させて、副大統領のアロヨが政権を握って、１年数ヵ月後にＳＲＲＶを申請した。その当時のアロヨはディオスダド・マカパガル元大統領の娘、ビル・クリントン第４２代米大統領とクラスメートぐらいの認識しか、フィリピン国民も判っていない存在と感じる。
当時のフィリピンは１ドル５５ペソ（エストラーダ政権）、私がＳＲＲＶを申請した時点でも５３.３７ペソ（現在は４４.２０ペソ）。金融不安も在って銀行を信用できないころ、５万ドル預けて銀行（ＳＲＲＶ指定）が倒産したら、ＳＲＲＶは保証しないと言われていた。
そうなると年会費？を払うことになっても、５万ドルを使ってしまえば好い。そんな考えでコンド購入の資金に充てたら、アキノ政権の報復人事でＳＲＡの総裁になったのが、前総裁のアラ探しを始めた。その煽りを喰ったのが、アロヨ政権時代にＳＲＲＶを取得した人達だと思う。
銀行に預けていた人でも改めて定期預金書をチックされたり、不動産の購入資金にした人には、市役所発行の不動産登記簿を提出させた。１回は仕方が無いと提出に応じたが、コンドの権利書の裏にＳＲＡの許可なしでは、勝手に売れない登記がされている。
一度、提出すれば良いと思っていたら、更新の度に言われる。面倒なので昨年から業者に頼まず、自分で更新するようになったのは、業者は言われたまま、こちらに報告するので、自分なら文句を言って提出しないで済むからだ。
ＳＲＡもフィリピン人の業者には強いが、ＳＲＲＶのメンバーには弱い。前回提出しただろうと言えば良かったのに、今回に限って必要だと言われ切れてしまう。俺はメンバーになって１２年、コンドも５ヵ所持っているし、下のシティバンクに問い合わせば、ゴールドカードのＶＩＰ預金者だと証明してくれる。
何なら今５万ドルの定期預金書を差し入れようか、それとも空港で３０日間のビザが貰えようになったので、一度脱退して改めて２万ドル積んで入り直そうか。長年会員になっている人に対して扱いが悪過ぎるので、弁護士を通して総裁へ苦情処理を行うと怒鳴ってしまった。
政権が変る度に前政権のアラ探し、汚職塗れのフィリピンなら毎度のことだ。付き合わされるフィリピン人はお祭り気分だが、素養・教養・信頼の無いフィリピンに住むということは、政権が変る度に同じことが繰り返されると思った。
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