昨日のマニラ湾夕暮と今朝を載せてます。美しいと思った人、思わない人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。(笑)
外国で生活していると気になるのが為替レート、円高の時代を懐かしむほど、円安を恨んでいる人も多いと思う。最近は5〜6万ペソ分(12万円〜14万円)の食料を日本から運び、ペソで計算して貰うと両替する回数も減ったが。一喜一憂することには変わりなく、海外での円の弱さを嘆いていた。
損ばかりしているかと言われれば、円高のときは購入した物で多いに得している。韓国のウォンが15万ウォン(1万円)のときに買ったローレックス、今では金の重さだけでも十分に価値が有り、売ればそれなりに利益が出る。それには金の価格が上がったことも、大いに助けられていた。
損したと嘆いていた海外資産も、円安で損するどころか一部利益が出始め、それもコレも全て円で計算するからだ。これを逆の発想に置き変えて見れば、ペソ高でも物価は上がり、国内でのペソの価値は下がっている。
フィリピンでペソ高は関係なく、物価は格実に上がり続け、輸入品ですら値上がりしている。旨くて安く軟らかいので、毎回購入して来たカルテマの牛肉、米国産と言われ1キロ350ペソ(815円)。ところがドル安ペソ高になった5月に、1キロ50ペソ値上がりして、先日買いに行ったら450ペソ(1050円)になっていた。
2〜3ヵ月で20%以上の値上げ、一瞬ペソの大暴落になったかと焦る。それでもフィリピン人や在住者は、ただの値上げしか感じない。ペソ高でもインフレの矛盾に、円安・消費税増税でもディフレ気味の日本。東京とマニラを行き来して、何なのか考えてしまう。
昨日記事にしたモール・オブ・エーシア(MOA)地域のコンド、割賦で購入して280万ペソなら、当時の為替レート(1万円・5300ペソ)で528万円。もし現金で購入したら、現金割引が10%前後ある。例えば250万ペソなら471万円で、現在の価格310万ペソで売れたらなら720万円だ。
購入者は外国人が多いので、ペソ高円安・ドル安なら値下がりしても良さそう。それが格実に値上がりして、それでいてフィリピン人の賃金は上がらない。物価上昇のスピードより、賃金は抑えられているフィリピン。政府が発表するインフレ率は4〜5%、ところが庶民生活に重要な、食料品の値上がりは著しい。
インフレ率は色々な物の値段から弾き出す、その中で食料品が締める割合は低い。実際の庶民はエンゲル係数が高く50〜60%、貧困層と言われると70%〜80%になる。日本は23%ぐらいで、円高と共にエンゲル係数を押し下げてきたが。ペソ高になっても物が安くならない矛盾に、エンゲル係数の上昇は続いていた。
私の場合、毎月日本へ帰る生活を続けていて、どちらで買った方が好いか判断して購入する。円高のときでもフィりピンが割安だったのは、リーバイスなどのブランド直営店だけだ。それもバーゲンセールのときに、購入することが多かった。
ところが円安になるとバーゲンセールで売られる値段より、日本のネット通販の方が安い。ペソ高になっても価格が上がるフィリピン、円安・消費税アップでも値段を上げ難い、日本との差を感じていた。
フィリピンの庶民は、食べ物と食材しか買えない生活をしている。それを考えない日本の評論家は、物価は安く生活し易いと勘違いする。ペソ高でドルベースの最低賃金は上がっているけど、ペソ高の恩恵を受けているフィリピン人は少ない。
この構造は何処かに似ていると感がたら、韓国と同じだと気付く。大財閥が全てを仕切ると、為替の還元は少ない。フィリピンの流通も華僑系大財閥に抑えられ、全ての値段はコントロールされていた。
こんな構造から抜け出せない国に暮らすと、円の価値感は成り立たない。いまの状況でも普通の暮らしは、日本の生活費と変らないが。年々上がる物価を考えれば、5年後10年後は恐ろしい。デフレに慣らされた日本人が暮らすのは、フィリピンは難しい国と思った。
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マニラ暮らし、円とペソの価値観・為替の矛盾「フィリピン・マニラ」
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