昨日のマニラ湾夕暮と今朝を載せてます。美しいと思った人、思わない人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。(笑)
アキノ大統領が就任した4年前から、フィリピンで禁止になったのは不用意なサイレン。それまでは普通車でもサイレンや緊急用の回転灯を持っていて、あちら此方でファンファンと煩く鳴っていた。アキノ大統領ですら移動時に使用しなくなり、今では救急車・消防車・危急時のパトカーぐらいしか使用してない。
ところが今回の台風9号直撃で、台風通過後はロハス通りで鳴りっぱなしだ。ロハスを通過する車両を見たり、色んな人から聞いたところ、負傷者搬送の救急車より、火災鎮火に向かう消防車両の方が多い。要因は貧困層やスクワッター(無断居住者・不法占拠者)地域で、頻繁に起きる火災らしい。
16日の台風直撃で一番脅威を感じたのは午前8時〜10時、その間、マニラ湾の写真を撮ろうとしたが、台風の大きさを示す写真が旨く撮れない。台風直撃の暴風が横に吹くと言うより、ヘリコプターが着陸する様な縦に感じた。マニラ湾の海水が暴風で大きくへこむ(沈む)感覚なのか、それでいて防波堤を海水は超えない。
暴風で大きな波が防波堤を超えるのを、今まで何回か見て今回も期待?していた。それが可笑しな吹き方をしていると、台風の脅威を写真に撮れない。自然と言う恐ろしさを、20年振りの台風遭遇で感じた。
幸いなことに我家の被害は、雨水一滴部屋へ入っていない。さすが台湾企業の建設・分譲したコンド。窓のサッシは台湾製(日本メーカーと言う人もいる)のお陰で完全密封され、全て〆切ってしまえば暴風の音さえ感じなかった。
大した台風に感じなかったのは、コンドの作りだけでない。風はマニラ湾からでなく、真後ろのマカティ側から吹いている。つまりコンドの後側を台風が通過した様な状況で、窓を叩きつける暴風も感じていない。と言うことは被害が大きかったのはマカティ側、友人に聞くとパサイも暴風は凄かったという。
これらの要因で頻繁に火災が起き、結構立派なコンドでも、電気の復旧時に大きな電圧が掛かり、電気器具から出火したという。まして貧困層やスクワッター地域は、それらの備えが在るけでない。その上、まともに電気代を払わない盗電が横行している。
正規の配線でも火災が発生するのに、盗電で簡単に繋いだなら電力は不安定だ。メラルコ(マニラ電力)が電気を復旧する度に、貧困層やスクワッター地域で火災が起き、台風で負傷した人より火災の方が多いと言われている。
一昨日も昨日もマカティの川崎レストランは、電気の問題もなく平常営業していた。ところが可笑しなことに、一昨日は同じビルの隣に在る美容院は停電だ。それだけでなく付近一帯で、電気が来ている所は少ない。同じビルでも明暗が分かれるマカティ、どんな配線をしているのか誰も判らない。
また、家から川崎レストラへ向かう途中を見ると、一昨日は80%以上が停電で、昨日も半分近くが停電していた。これらの復旧時に火災が発生することも考えられ、インフラが悪いとか言う前の状況だと感じる。
私の自宅から川崎レストランへ行くには、キリノ通りからパコ・オスメニアを右に曲がる。この角から数百メーターは、マニラでも有名な貧困層・スクワッター地域だ。崩れかかったあばら家、べニヤ板を打ち付けただけの家が並ぶ。日中その前を車で通ると、路上で水浴びをする人を良く見る。
今回の台風で家が吹き飛んでいるのか気になり、二日間前を通りながら観察した。それでも壊れている家は探せなかったが、全ての家に電気の明かりがない。真っ暗闇の中で人が動く様は、人間でなく動物がいるように見えた。
マニラで暮らすということは、自然の災害だけでない。台風など通過した後の治安の悪化や、電力復旧による火災発生に、電化製品の破損などの覚悟が必要だ。日本で暮している人から見れば、マニラは大都会でも未開のジャングルに見えると思った。
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マニラ暮らし、台風9号と停電・火災「フィリピン・マニラ」
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