昨日のマニラ湾夕昏と今日の早朝を載せてます。美しいと思った人、天気の参考になった人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。（笑）
より良い生活環境と暮らしを求め、途上国へ移住を考えている人は多い。それだけ日本の暮らしに不満を持っているか、それとも働かなければ生活できないので、物価の安い国へ憧れるのかも知れない。色々な条件を付けて、選ぶ基準から割り出すと、フィリピンは手軽な移住先に見えそうだ。
何と言っても退職者の受け入れ条件が緩い。ある一定の年金を貰っていれば１万米ドル、年金がなくても２万米ドルを預金すれば、５０才以上は特別退職者ビザ（ＳＲＲＶ）を取得できる。ま〜世界中探しても、この金額で永住権が貰える国は無いだろう。
先日、ドゥマゲテ（Ｄｕｍａｇｕｅｔｅ）市（中部ヴィサヤ地方ネグロス島・東ネグロス州の州都）が、長期滞在者に暮し易いと紹介された。何でもベトナムのニャチャン？が１位で、ドゥマゲテは２位らしい。選ばれた基準は１０万都市なのに、月の生活費１０００ドル以下、大きな大学が４校在る学園都市だ。
その上、銀行は３０行在って治安が好いという。インフラも充実していて、大きな映画館も在る。ま〜英語が喋れる外国人なら、ドゥマゲテを２位へ選ぶのも判る。特にベトナムのニャチャンしても、ダイビングで有名なところ、無論、ドゥマゲテもダイバーに人気だ。
ところが他に何が有るのか考えて見ても、日本人から見ればダイビング以外何も無いに等しい。ドゥマゲテなら同じ中部ヴィサヤ地方に属するボホール州、州都のタグビララン（Ｔａｇｂｉｌａｒａｎ）の方が、開けているし楽しめそうだ。と言っても日本レストランはラーメン屋が一軒、韓国レストランは無い。
フィリピンと言えば１に聞かれるのは治安、危ないんでしょう、怖く有りませんかと言われる。治安が悪いのはマニラ首都圏か、一部の地域（モスリムなど）や観光地だけで、他は驚くほど犯罪とは無縁だった。
先日、マリンドゥケ（ルソン北部ミマロパ地方マリンドゥケ州）で、リゾートハウスを経営しているみゆきさんと、川崎レストランで御逢いしたとき。日本の郷里（姫路）からマニラへ帰って来た話しと、姫路は昔と変わってしまい、まるで浦島太郎だと笑う。
５〜６年帰国して無かったら、記憶していた街並みは一昔前に思えるという。ＮＨＫの大河ドラマ人気もあって賑わい、古里なのに自分だけがよそ者に感じた様だ。自然以外何も無くても、犯罪とは無縁の地方都市に暮らしていると、日本は眩く見えるのかも知れない。
常々、みゆきさんが営む、マリンドゥケのリゾートハウスを評価している。フィリピンは若葉マークなら、何ヵ月かリゾートハウスへ滞在して、フィリピンを勉強するのが判り易い。もし、フィリピーナと一緒に暮らすことを考えるなら、相手を観察するのにも適していた。
フィリピンへ来て、最初からコンドを借りたり・購入するより。長閑な海岸を散歩するマリンドゥケで、日本食を食べながら、徐々にフィリピンに馴染む、それから移住するのも遅くは無い。と何人かに勧めたことがある。１ヶ月滞在しても前は１０万円（三食付）、さすがに日本食を出すので、今は５万ペソ（１２万円）とペソ計算になっていた。
そうやって考えると、フィリピン暮しを勉強できるところは少ない。地方都市は長閑で物価が安く、暮し易いと紹介されても、伝手を探すとマニラなどの大都市しか、いない人は多いだろう。殺伐とした大都会マニラ、犯罪に巻き込まれることも多いと感じる。
そんな所へ若葉マークの人が来れば、楽しく生活できる人はマレだ。治安と生活環境・物価を考え、私もレイテ州タクロバン市へ移住を一時考えたが。東京生まれの東京育ち、ネオンが無いと寂しくなる性分で、地方都市暮らしを諦めた経緯もある。
１０００米ドル以下で快適に暮らせる都市は、フィリピンに多くある。でも本当に暮らせる人は何人いるのか疑問だ。何処へ老後を暮らすにしても、勉強は必要だと思った。
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