今日のマニラ湾は曇り
涼しくて過ごし易い。
生活維持費を国で定められているのを初めて知ったのは、3〜4年前クレジット会社から
収入証明を求められた時、何なのか判らないけど必要と言われ、出さなければ如何なるの
か聞くと、キャッシングの枠が無くなる話だった。
クレジットカードでキャッシングしたのは何十年か前、海外旅行で小銭まで使い果たし、
成田から帰宅する交通費が無いので、銀行系ATMを探したら見付からない、仕方が無いの
でクレジットカードで1万円キャッシング、後にも先にもそれしか無かった。
無論、キャッシング枠など要らないので断り、クレジットカードの枠は無いけど、銀行系の
ローンカードは法律の範囲に入らないようで、そちらでキャッシングは出来るが、使うことは
無いと思う、その時の生活維持費を聞いたら、持家有りの4人世帯で東京は200万円。
当時長男も次男も好い歳して扶養家族、月に16万6666円で生活維持が出来る訳は無
い、計算上、自宅の管理費積立金・光熱費を払えば残りは10万円以下、生活保護給付金
の方が4人家族なら倍近く貰える計算になる。
実情と合わないくだらない法律、でも10万円で一家4人が暮らしている人もいそう、ただ
借家で240万円の生活維持費には呆れ、差額の40万円で東京の家賃に当て嵌めると月
3万3333円、独身ならまだしも4人家族が暮らせる借家が有るのか疑問。
そんな事を思い出したのは、マニラで働くフィリピン人と接し、貨幣価値や物価は違うけ
ど、日本なら矛盾が有る生活維持費の計算、マニラで当てはめて見ると、それ以下で実際に
生活している事が判る。
最低賃金東京は6800円(8時間労働)、マニラは500ペソ前後(1150円)、25日働い
たとして、東京17万円なら持ち家の生活維持費、借家(月20万円)では少ない、同じ計算
でマニラの4人家族は2万8750円(1万2500ペソ)、実際に生活出来るから不思議だ。
SMマニラのショッピングモールで聞いたら、殆どスタッフは最低賃金、彼らはミニマムと
呼び、残業しなければ暮らして行けないと言う、2〜3時間の残業を入れて、月の収入は2
万ペソ(4万6千円)前後、家賃で5千ペソ水道光熱費で2千ペソ。
残りの1万3千ペソの中から、働くに必要な経費(交通費・昼食代・ミリエンダ)で2500ペ
ソ(1日約100ペソ)必要、家族の食費に6〜7000ペソ掛かり、千から2千は親へ仕送をし
て、衣類に掛ける金も蓄えも無く、毎日同じ服を着ていた。
そんな彼らでも、職が有るのは幸せな方と言えよう、蓄えは殆どないので、次のオファが
貰えないと、一家が路頭に迷うことになり、カツカツの生活でも文句は出ない、ただ働いて一
日を過ごす彼らに、何が楽しみなのか聞いたら、食べている時だという。
そこで感じたことは、生活維持費とは死なない程度の金か、生命維持と生活維持は似て
いて、最低限の暮らしに必要な費用、そこで考えたのは外国人の生活維持費は、マニラで
暮らすなら幾ら必要なのか、日本の生活維持費を考え、見合った暮らしで計算して見た。
よく聞かれる質問にマニラ暮らしの生活費、無理のない生活で1人か2人で暮らすなら、
1ヶ月幾ら掛かるのか、幾ら有れば生活維持できるのか、退職者ビザを取得して12年、マ
ニラへ遊びに来るようになって35年、実情が書けると思える。
長くなったので明日に続く。
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マニラ暮らし、庶民の生活維持費「フィリピン・マニラ」
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