今日のマニラ湾
久し振りに青空
生活維持費は経済産業省が定めるもので、支払可能見込額か個人の総量規制みたい
なもの、収入の中から生活維持費を引いた残金しか認められず、クレジット債務を制限する
のに使われ、国が考える国民の最低生活費と言えよう。
日本人として最低限の生活するのに必要な金、この生活維持費を海外に当て嵌めると、
日本人がカルチャショックを感じない環境と治安、食生活に幾ら掛かるかを知る必要が、マ
ニラへ移住したら幾ら必要かを考えて見た。
フィリピンは５〜６万円有ったら暮らせるだろう、そんな風潮が日本にはあって、生活費を
聞かれる度に、言い訳の様に答えていたが、５〜６万円で十分な環境と治安、安心して食べ
られる国は、私の知る限りネパールしかない。
一度長男を留学させようと調べたら、現地の大学に留学している日本人と知り合い、彼ら
の生活を聞いて驚く、住まいは安ホテルか貸間で住居費は月５千円以下、そこまで安いの
は息子に住まわせられないので、私も泊れそうな貸家を見に行ったら、４ベットルームで家
具付き、２万円の一軒家を探した。
治安は日本と変わらないネパールの首都カトマンズ、中心部から車で１０分の距離で環
境も好い、この国はネパール人より外国人の方が安全と言われ、観光客が襲われた話も聞
かないので、安心して息子を留学させようと、食費や生活費を調査したら、５万円でメイド付
きの生活が出来る。
日本人が十分暮らせる居住間に、外国人は観光立国として必要なので、当時反政府組
織だった毛派ですら外国人を狙わないし、ホテルの中で物が無くなった話もなく、永住する
には気楽な国だが、長期滞在は留学以外難しい。
ネパールの良さは食事かも、ネパール人の庶民が食べるレストランは無理でも、チョット
した店なら安くて美味しいので、食費は外食でも気にならず、ただ、カレーかカレー味には悩
まされる暮らし、毎日３食カレーが食べられる人には向いている。
マニラの生活維持費を書くのにカトマンズの話ばかり、何なのと聞かれそうだが、マニラ
はカトマンズの正反対と思えば判り易い、共に海外で働く国民が多く、人種も多様で英語が
通じる国なのに、生活して見ると全く違う。
治安の好いカトマンズ、外国人が住めそうな部屋は安く、環境が好いのに対し、日中でも
強盗に狙われるマニラ、暮らすなら慣れていてもコンドか、ビレッチしか考えられず、費用は
１人用のスタジオタイプ（ワンルーム）で３万円前後、２人用なら１ＬＤＫ・１ＤＫで５万円近い。
光熱費と水道代はエアコンを使えば、１人２人でも１万円を超えて日本より掛かりそう、
食事に関しても食べられそうなレストランは高く、自炊する食品は大家族のフィリピン向き、
肉などもキロ単位で売られ、豚肉・鶏肉は安いが、牛肉は高い輸入品を買うしかない。
野菜にしても品質は悪く、食べられそうな物は肉より高い、日本の食生活を考えれば、食
費は代わらないか高く付くかも、この時点で日本の生活維持費を突破しそうなのは、諸々の
滞在に対する経費を考えて、１人月９万６６６６円、２人なら１４万７５００円に近ずく。
と言うのは居住・光熱費で１人５万円２人７万５千円と約半分消えて、３食自炊しても、買
う食品を考えれば、調味料などは日本人用しかなく、日本で売られている定価の１.５倍はし
ているので、素材は安くても高くなってしまう。
また、安く売られている市場は危険が多く、下町のスーパーですら危ない、安全面を考え
ればショッピングモールと直結しているか、側のコンドに住むしか、そうなると住居費は高くな
ってしまうが、買い物に関する交通費や煩わしさは無くなる。
カルチャショックが少ない最低限の生活を、マニラで送ろうとすれば、治安の好い場所の
ショッピングモール内のコンドか、周りのコンドで暮らせば、食費を入れなくても生活維持費
を突破、慣れ親しんだ日本と比べて１.５倍か２倍、生活費の安さは有り得ない。
日本では気にならなかった治安・安全、物を盗られることを毎日心配する日々、平和ボケ
の日本からマニラへ来るメリットは、常夏の気候と刺激の有る暮らしで、痴呆症予防ぐらいし
か無さそう、何か大きな病気になることを考えれは、保険無しでは暮らせないと思った。
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マニラ暮らし、生活維持費は幾ら「フィリピン・マニラ｣
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