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Channel: 海外・気まま暮らし、マニラ
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マニラ暮らし、どうして日本レストランは高くて不味いの「フィリピン・マニラ」

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日本滞在中に付きマニラ湾風景
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  安倍首相は昨日、マカティのインターコンチネンタル・ホテルで、比日協会主催レセプショ
ンに出席し、宿泊したホテルはザ・ペニンシュラ・マニラ(マカティ)、小泉さんの時はダイヤモ
ンドホテル(マニラ)、中曽根さんはマニラホテル(マニラ)へ宿泊した。

  公式訪問でマカティ市に泊まったのは安倍首相が初めてと思う、思い出すのは30年前
の1983年5月、フィリピンを訪問した中曽根首相を、マルコス大統領は大観衆を動員して
歓待し、空港から宿泊ホテルまで、ロハス大通りをトヨタクラウン数十台でパレードした。

  この時、マニラで乗っていた私のクラウンも貸してくれと頼まれ、御礼は中曽根・マルコス
のナンバープレート、図案は下記の切手に似ていて、86年2月に政権を追われた後、何処
へ行ったか判らず、今持っていれば御宝になったかも知れない。

 
  郵便学者・内藤陽介さんのブログより拝借

  この時、中曽根首相主催レセプションで、料理を受け持ったのは日本料理のふるさと、今
は放火の疑いがあるボヤで見る影も無いが、当時高級日本料理と言えばふるさと、店に入
ると大太鼓を叩いて御出迎え、初めての時は驚いた。

  今、マニラを代表する日本料理屋と言えばつむらとたなべ、元はふるさとの出身であるこ
とを見ても、当時ふるさとの料理は想像でき、また、何と言っても料金は高く、ここで食べるの
がステータスに感じた。

  異国で食べる日本料理には何かと不満もあるが、この辺の店なら少々高くても納得でき
て、それなりの値段に思えてしまう、ところが、素人の経営するレストランが多いマニラで、素
材の原価を30%と誰かに聞て、その通りの値段を取ったら潰れてしまった店もある。

  ある経営者は日本の仕入れ原価が30%なら、マニラは食材が安いので、22%で抑えろ
と料理長に言明し、実践させたら50%を超えて大慌て、抑えても40〜45%でそれ以上下
げられない、聞かれたので22%は最初から無理と答えた。

  腕のあるプロが作っても30%で抑えるのは容易でない、毎回味が変わるナンチャッテ料
理人が作り、仕入れ方の知らない素人が経営すれば、原価が高くなるのは目に見え、決まっ
ての言い訳は、日本食材を使うからには笑ってしまった。

  ある料理長がおでん屋を始めたいと、客に出資して貰う話をしていた時に、おでんの材料
は日本から仕入れる話をしていたので呆れ、蒲鉾やさつま揚げ、キンチャクやゴボ天・イカ
天・ツミレなんか、自分で作れないのか聞いた。

  料理人の腕と経験があれば、白身魚の多いフィリピンで、練り物を作るのは難しくなく、そ
れなのに全ての食材を、自分で作らず仕入れて何が料理長なのか、大根の皮をむくだけな
ら誰でも出来て、料理人なんか要らない。

  駅前食堂と言われるマニラの日本レストラン、専門店が少ない上に、メニューの数だけは
ドンドン増やし、日本料理を食べたことのないフィリピン人に作らすと、材料の無駄は計り知
れない上、鮮度を見分けることも出来ない。

  特に料理を食べると自腹になる店の料理人で、日本食を食べたことのあるのは何人いる
のか、その上、値段の付け方が笑えて、何処の店が幾らだからとか、仕入れの何倍とか訳
のわからない知識で付けて、それが正しいと思い込んでいる。

  30%30%と言って潰れてしまった経営者と話した時、御飯は幾ら、カレーライスの原価
は30%、全て30%で計算するのは高い物だけ、素材が安いのは30%にしてない、可笑し
くないかと聞いたら、それはそれで他と合わせていると言い出した。

  こんな感覚で値段を付ける店が多いのでは、高い・不味い・何時も味が違う、鮮度が悪く
なるのは当たり前で、無駄が多いのも現実、その上、経験の少ない日本人板前を料理長で
雇うと、料理に見合う値段は取れない。

  私ならメニューは20〜30品、それらをフィリピン人コックに作らさず、全て半月か10日
単位の必要数を自分で作り、冷凍保存ができるものは冷凍にして、チンか一手間で出せるよ
うにしたら、材料の無駄もなく価格を下げられ、鮮度や味を心配しなくて済むと思った。

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