今日のマニラ湾
曇り空で涼しさが好い
世界の空港の中でも常にワースト空港に選ばれ、昨年度のマニラ空港は堂々の1位、そ
の中でもターミナル1は最悪なターミナル、居心地の悪い空港としても世界第5位にランクキ
ングされ、「古いターミナルがとにかく汚い、税関を抜けるために空港職員に賄賂を支払わな
ければならなかったとの報告も」CANADA「スリーピング・イン・エアポーツ」
アジアWorst空港としてもマニラ空港は、ニューデリー(インド)・北京・ムンバイ(インド)
イスラマバード(パキスタン)・チェンナイ(インド)・ハノイ(ベトナム)を抑え、最悪な空港と言
われていて、多分日本人が多く利用する空港の中で、ここほど悪い空港ターミナルはない。
ところが世界ベスト1の空港はどこかというと、2年連続でシンガポールのチャンギ空港、
この空港と悪名高きターミナル1は同じ時期にオープン、そこでチャンギ空港関係者に教え
を乞い、ターミナル1を蘇らせようとしている。
この話を聞いてフィリピンの物持ちの良さを再確認、当初ターミナル3を建設する時には
ターミナル2は国内専用でターミナル3は海外専用、ターミナル1は貨物専用に改修される
話で進められて来た。
未だにドメステック(国内線専用)を残しているマニラ空港、フィリピン人の性格なのか判
らないが、建物の一部でも残っていれば再利用し、取り壊して新しく建てる国柄でない、建物
は改修すれば使えると思う、ただ、携わるスタッフを代えなければ変らないまで腐っている。
腐っている元と言われたのは税関・入管・空港警察、この中で著しく改善されたのは入管
かも、コンピーター化されたのと、刺青などを理由に入国拒否できなくなり、その上、スタッフ
を大きく入れ替え、女性職員を多く使うようになった。
スタッフの若返りで成功した様で、逆にマニラ空港から外され、地方に飛ばされた古参職
員の悪さが話題に、一度旨みを覚え、生活ランクを上げてしまった連中に取って、政府から
支給される給与で暮らせるか、その辺の改善が無ければ難しい。
ターミナル1最悪の難所と言えば税関検査場、それに関連する空港職員達で、税関員・
空港警察官・税関警察官・その他空港職員、税関検査の出口で金を無心するのは、税関員
と組んだ税関警察官と名乗る警備スタッフだった。
今回アキノ大統領の関税局組織改革で、やり玉に挙げられた関税局長と税関長54人の
辞表、その中にはターミナル1の税関長も含まれ、急激な人事異動で自分達の悪事が露見
しないか、その辺を心配しの事だと私は考えた。
報復的人事はフィリピンでは当たり前、アロヨ政権時代の膿を出すのに、当時冷遇され
ていた半目を使い、カジノ公社の前総裁を追い詰めているのを見ても、新しい税関長はボロ
探しから始めるのかも知れない。
マニラ空港のターミナル税関長と言えば、日本の運び屋さん達とも深い繋がり、この反
動で日本食品関係が入り辛くなり値段も上がってしまうか、それとも商売に成らなくなるの
か、顔馴染みも多いので気になる成り行きだ。
今回の改革が成功しても、税関の汚職体質が変わらない限り、一時的なモノにしかなら
ず、逆に荷物検査を煩くするとか、新たな集金システムを作りだす、アキノ大統領のスロー
ガンに「汚職がなければ貧困はない」。
汚職がなけれは生活できない公務員と言おうか、それとも汚職がなけれはフィリピン人で
ないとか、選挙の度に金・食料を無心る国民性、この辺を改革しなくては、何時まで経っても
良くなる訳は無く、元を取ろうとする汚職体質も変らないと思った。
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