昨日のマニラ湾夕昏と今朝を載せてます。美しいと思った人、天気の参考になった人はフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。（笑）
体調を考慮して自重した生活をしていると、マニラでの生活費は掛からないモノだと驚く。今月の半月（１日～１５日）に、幾ら金を使ったか計算したら、生活費の部分は２万ペソ（４万８千円）で賄えた。内訳はメイド２千ペソ、運転手１万ペソ、管理費・光熱費は月額半分で計算して５千ペソ。後はガソリン代で３千ペソ、実質出費は２万ペソしかない。
ＫＴＶ代・飲食費が計算に入らないのは、何と今月に入って１度もＫＴＶへ行かず。食事にしても昼は自炊、夜は川崎レストランへ行っているので、お金の出費はない。その内、実質の現金は、運転手やメイドの給与だけで１万２千ペソ。とは言って、日本から買ってきた食料品や、川崎レストランからの配当を考えれば、半月で３万ペソ（７万２千円）の生活費になる。
ところが実際の出金を見れば、自宅改装に掛かった費用や、川崎レストランの改装も含め、１０万ペソ以上の費用は出て行っている。生活費の出費が少なくても、メンテナンスや維持に費用が掛かっていた。メンテナンス費用があるから、自重した訳でないが。これらを考えると、マニラ暮らしの生活維持費は、日本より高いかもしれない。
マニラの生活費が日本より高いと感ずるのは、何と言っても室内のメンテナンスや家電製品の破損だ。急にドアが閉まらなくなったり、蟻に食われることも想定外。家電にしても何かが壊れ、意味不明で使えなくなる。物の寿命は日本と比べたら、半分か３分の１で故障か使えなくなってしまう。
私の人生で１ヶ月に掛かる生活費を、幾らか計算したことはない。何時も収入を超えない生活を心掛け、そんな生活を４０年間実行している。そうなると収入の感覚だけで１年の出費を考え、収入を超えることは今までなかった。右肩上がりで増えて来た収入も、今の家賃収入だけになると、借り手がいないときは収入は頼りなくなる。
私にとってこの１年は、去年の１１月２９日から始まった厄年・天中殺だ。無論本当の厄年や天中殺では無いが、大病を患い貸部屋は空き収入は４０％も減った。朗報はこれらの災難が終りを告げ、空き部屋に借り手が付き、長く気になっていた体調不良の原因も分かる。この分で行くと来月中には、全ての問題が解決しそうだ。
そこで気になったのは、最悪な１年の収支決算かもしれない。収入が４０％下がったと言っても、４０％生活を切り詰める必要はないが。収入が下がれば何かと気になり、ついつい計算してしまい節約しようとする。特にマニラの生活費は、何となく少額の出費で、計算すること自体今までは、めんどうくさく感じていた。
少額の出費に感じてしまうのは、日本と比べてしまうからだ。何かを直す、または買う、遊ぶと。何となく高価になってしまう日本と比べ、１つ１つは非常に安く感じるフィリピン。これを何となく馬鹿にして、マニラ暮らしをしてきた。
ところが塵も積もれば山となるを実感し、少額の支払いの多さに、金銭感覚はマヒしている。特に円安ペソ高になると、為替感覚も着いて行かず、出て行った費用の計算が疎かになる。これは日本の生活でも現れ、食べ物などはマニラと比べ安いと感じて、無駄使いをしても気にならない。
フィリピンと日本の良いところばかり見てしまい。ＫＴＶや人件費は日本より安いと喜び、逆に食料品や食べ物、日用雑貨は日本が安いと買ってしまう。傍から見れば良いとこ取りの生活を、羨む人もいるかもしれないが。実際は大きな無駄使いで、生活費はドンドン増えて行った。
人間何かをするときは、言い訳や理由を付ける。私の場合は、日本より安い、フィリピンより安いを優先してしまう。日本より高い、フィリピンより高いが先行すると、無駄使いも減るはずだ。感覚的には安い物を探すのが癖で、３～４軒マニラのＫＴＶで飲んでも、日本の１軒分と考えてしまう。この金銭感覚のマヒが、日本とマニラの生活費を押し上げてると思った。
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マニラ暮らし、金銭感覚の麻痺に驚く フィリピン
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