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カルチャーショック（Ｃｕｌｔｕｒｅ ｓｈｏｃｋ）を気にしたら、途上国どころか海外で暮らせる国（地域）は無くなる。日本人の衛生観念は他国の人から見たら異常な世界、ここまでやるのかと溜息が出てしまう。一番驚くのはトイレ、昨日、今流行りのウォーキングシューズを買いに、東京・木場のイトーヨーカドーへ行った。
ウォーキングシューズと言っても、中高年御用達のチャック付き。早い話はロロ用（老人は抵抗が有るのでロロにする）シューズで、世界中探しても日本しか無さそう。首のヘルニアを患い、今日は呼吸器周辺に出来た脂肪腫の病理検査だ。こんな時は楽なシューズが欲しくなり、駐車場無料で感謝セール（プロ野球）中、１０％か２０％安くなるので買うことにした。
自宅周辺（墨田区菊川）で友人と話しをするには、適当な喫茶店などはない。在ったとしても駐車場が気になり、ではファミレスで飲み物だけでは気が引ける。友人の車で移動なら、木場のイトーヨーカドーが買い物や、食事も出来て最適だった。ところが腹の具合が悪く、珍しくトイレへ行きたくなった。マニラならホテルを探すところ、ここは日本だ清潔だとトイレに入った。
無論、ウォシュレットは当たり前だが、驚いたことに便座を拭く液体まで備え付けだ。あ～あ～、海外にこんなトイレが在ったら、例え有料でも行きたくなる。もしマラテ（マニラ市）に在ったら、１００ペソ（２４０円）２００ペソ払っても利用しただろう。マニラ暮らしの中、トイレが綺麗で食べに行くところは多い。逆に友人を連れて行ったら、トイレが汚くて帰られたことも有った。
あんな汚いトイレを見たら、料理が幾ら旨くても食べられないよ。と言われてしまい恥を欠き、それ以来行かなくなったが。海外の途上国レストランで、トイレを利用しようとするのが間違っている。私なんか小便以外の利用は年に数回有るか無いか、自宅で済ませないと外出しないことにしていた。
これは男感覚で女性なら如何するのか、あんなに汚く便座もないトイレ見たら。日本女性なら涙を出して諦めるか、自分で掃除して使うだろう。衛生観念の違いと言ってしまえば簡単だけど、気にせず使用しているフィリピン人感覚に驚く。例え美人のフィリピーナでも、使用している姿を思い浮かべたら、興醒めしてしまいそうだ。
何もカルチャーショックは、トイレや衛生面だけでない。野菜を買いに行けば、日本なら捨てるような物まで売られている。市場へ行けばハエが集った魚や肉、何時生産されたか分からない玉子、気にすれば何も買えなくなる世界だ。それらの食材を使って、料理を作るレストランを考えたら食べたくなくなる。
あんなの使って料理を作るだから、油で揚げる料理が多いんだろうな。それでも心配で鼻で臭いを嗅ぎ、品質を確かめるのが、フィリピンの常識と言うより、途上国では当たり前の確認方法だ。日本人なら臭いを嗅ぐ仕草をされただけで、食べようという気にはなれない。特に育ちの悪い現地人ほど、食べる前に臭いを嗅いで判断する癖がある。
日本人の通常の感覚なら、レストランへ行っても料理の賞味期限を心配し、市場でも食品の品質に疑問を感じる生活が出来るか。海外の途上国で移住先を探すなら、衛生面と食材の信頼は、当てにしない方が良いと思った。
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