東京滞在中でもマニラ湾風景を載せてます。美しいと思った人はフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。（笑）
海外移住で一番気になることを聞かれたら、治安や物価上昇・為替・インフラなどより医療かもしれない。他は金さえあれば如何にかなるし、全てお金で問題は解決できる。どんな国（地域）でも金持ちは居て、それらと同じ生活が出来たら快適なはず。後は日本より安いか高いか、そんなことは人それぞれの価値観で、判断するしかない。
私は還暦過ぎまで散々使い古し、無理をさせた身体に、楽をさせようとマニラ暮らしを選んだ。温暖な地で過せば負担は少ないだろう、寒い時期の日本なんか真っ平、とは言ってマニラも暮らし辛い季節はある。理想は夏の函館、春秋は東京かマニラ・沖縄、冬はマニラで暮らすのが最良かもしれない。
一番過し易い時期の良いとこ取り、そんな生活がしたいと函館には拠点を持っている。ただ、こんな渡り鳥生活を１人でやっていたら、孤独に耐えられなくなりそうだ。ま～取り巻きを引き連れて生活するまで裕福なら、面白いと思うが。気の合う友人や馴染みの店を作り、それらを維持するのは難しいと感じている。
もう一つ気になるのは医療水準、フィリピンナンバーワンの病院でも大病をしたら？。現に大金持ちや政治家は、海外へ行き治療している。今回、脂肪腫の中でも稀な、消化器・上大静脈周辺に出来た縦隔脂肪腫。大きさやＣＴ検査で医師は良性と判断したが、念のために造影剤を使ったＭＲＩを一昨日（２９日）撮った。来月は縦隔脂肪腫の大きさを見るため、やはり造影剤を使ったＣＴを撮り、その日に摘出手術の日を決めようと言い出した。
一部脂肪腫を取って病理検査をすることもなく、簡単に良性と判断されたのは良かったが。もし、フィリピンなら良性と言われて信用できたか、多分、もう一度日本で検査したと思う。まして脂肪腫の中でも稀なところにでき、自分が患わなければ一生聞かないような病名だ。例え疾病保険で全てカバーされるとしても、簡単にフィリピンで摘出手術する気になれない。なにも今すぐに摘出しなくても命に別状ないので、来年中に最良の方法で手術を受けるか悩んでいる。
やはり医療は日本だな、こんな難しい病名を聞いても理解できない。まして英語で言われたとして、通訳の人から何て説明されるか。聞くところによると脂肪腫の中でも、滅多に無いらしい。悪性が報告された症例も無いらしく、腹部の骨や臓器の影や形を見れば、簡単に良性と判断できるようだ。持病以外で気になっていた症状の要因が、今回分かったので安心している。ただ、日本でも中々気付かない症例に、外国の医療機関なら発見してくれたか疑問も残る。
特に途上国の医療機関で気がかりなのは、技量だけでなく費用もある。移住者なら滞在地の医療保険（疾病保険）へ入ってなければ、日本の保険は一切使えない。そうなると保険が無ければ、盲腸の手術でさえ莫大な費用が掛かると言われている。現にフィリピンでも先端医療費は高く、肺癌を患ったＫＴＶ・ＧＲＯの父親は、医療費が払えずステージ４までいってしまった。フィリピンの庶民の場合、癌と分かれば諦めてしまう。そんな医療事情の国へ移住するなら、命の次に大切なのは金と医療保険だ。
俺（私）は今まで大病をしたことは無い、掛かり付けの病院で血液検査をしても、何時も健康だと言われている。そんな友人が肺癌と付随する脳梗塞になり、念のために入っていた癌保険（５００万円）で、助かったと言っていた。その他にも入院保険があるので、治療費は全て賄えるらしい。ただ、彼の場合でも移住じゃなくてロングステイ、帰国中に発病したので助かっている。日本に拠点がなく移住したら、医療事情に振り回され、命も危なかったと思った。
追伸、今日の午後便（ＪＡＬ７４５）でマニラへ帰る。マニラ・成田間のＪＡＬは全滅だと思っていたら、午前中は満席が続いていた。何故なのか分からないので戸惑い、理由が判明したら記事にしたい。ただ、悪名高きマニラ空港ターミナル１、特に午後便の税関は性質が悪いので緊張している。こちらのレポートの方が記事になりそうだ。
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マニラ暮らし、移住先の医療事情に覚悟が必要 フィリピン
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