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Channel: 海外・気まま暮らし、マニラ
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マニラ暮らし、続・フィリピーナとの奇跡が実現した訳 フィリピン

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  シティバンク銀行の個人部門は、三井住友銀行系子会社のSMBC信託銀行(東京)へ移行され、個人客の受け皿になると報道された。昨日、預金している赤坂支店へ行き、担当者に説明を求めたが、来年の10月1日からSMBC信託銀行赤坂支店になるようだ。

  シティバンクの欠点は預金通帳が無いこと、キャッシュカード1枚だけで全て管理されている。フィリピンの銀行も殆ど同じで、預金通帳かキャッシュカードのどちらかを選ぶシステムだ。最近BDOだけ両方持てるようになったが、昔からの預金者は一枚のカードだけしか所持してない。

  通帳が無いということは、幾ら持っているのか知られない変わりに、確認しなくては自分でも分からない。そんなフィリピンの銀行システムを悪用され、預金していると信じ込まされたフィリピーナ。まさか親に騙されるとは、彼女に取って青天の霹靂だった。

  400万円分のペソが有ると信じていたフィリピーナ、彼氏(知人・日本人)から送金して貰わなくても、畑の収入と預金で不自由しないと考えた。実際にフタを開けてみたら、預金は10万ペソもない。畑を購入した話も嘘で、逆に銀行から借金もあることが分かってしまった。

  途方に暮れた彼女へ母親から言われた一言は、貴女が稼いでくれないと弟妹の学費も払えない。大学に入れて上げないと彼達の未来は無いし、家を銀行に取られたら何処で生活すれば良いのか。今、銀行に入っている金で、学費と銀行利子を払ってくれと泣き付かれてしまった。

      

  その夜、一晩中寝ないで彼女は考え、銀行へ行くと両親に話し、預金を全額引き出してマニラへ出て来たようだ。プロモーターへ日本行きの興行ビザを聞いたら、10人申請して1人か2人しか出ないと言われてしまった。携帯のSIMは捨ててしまい、家族と連絡が取れないようにしたが。日系KTVで働こうとしても、住民票を取らなくては雇って貰えない。

  友人の部屋に泊めて貰い1日過ごしていると、自分に一番親切で優しかったのは彼氏しかいないことを悟った。慣れない酒を飲んで、新しい電話番号を彼に知らせようと日本へ電話した時に、お願いだから結婚してと泣いてしまったようだ。ここで彼女が考えたのは、2度とフィリピンに居たくない。そして1ペソも家族に送らないで、全ての縁を切りたいと決めたという。

  自分は高卒でジャバユキになったのに、弟妹の大学費用までなぜ出す必要があるのか。田舎に帰ったら優しかった家族は何だったのか、金を稼ぐだけの存在だったことに気が付いた。送った金を全て使い果たし、車を乗り回して豪華な暮らしをしている。彼女が一番切れた母親の言葉は、車を売ったら良いと彼女が言うと、弟妹達の通学に使っているし、売ってしまうとプライドが許さない。つまり何も無くしたくないから、お前だけ働けと言われてしまったような言い訳だった。

  彼女と知人が話し合う場に同席して、彼女が出した条件を聞いた。日本へ行っても働きたくない。2度と家族へ送金しない。フィリピンへ帰りたいと言わない。一生フィリピン以外の国で暮らし、国籍も捨ててしまいたいと泣き出した。これってある意味では、フィリピーナと結婚する最高の条件かもしれない。

  知人の会社は大手企業なので、結婚ビザは簡単に下りてしまう。あれから6~7年経つけど、彼女は約束を守り一度もフィリピンへ帰国してない。また、一銭の送金も無いと聞いている。現在、二人の間には子供が二人いて、宗教までキリスト教から仏教徒へ改宗していた。改宗の理由を知人が聞くと、悪いことをしても教会で懺悔すれば許されるキリスト教より、罰せられる仏教の方が信じられると言っていた。

  この子の場合は17歳で日本へ来て4年、言葉の不自由もない。その上、男性経験は彼しかいないという。私が知る限り奇跡に近い話で、永住権どころか日本人に帰化している。また、フィリピンが心底嫌いになったのか、フィリピン料理すら食べないと笑っていた。

  この話のあと、似たような話をする日系KTVのGROに有ったことがある。中には10年間日本で働き、金を稼げなくなると家族から冷たくされた。2度と家族に送金しないと話していたが、28~9の姥桜なら気付くのが遅かったと言うしかない。ジャバユキの成れの果ては惨めだと思った。

  追伸、体調不良で出歩かないのと、昔の話しか書けなくなっています。また1話完結でなく二つに分けて書いてますが。こんな話しを続けて良いのか悩む・・・・。興味があって続けて欲しい人は、にほんブログ村ランキング応援バナーのにほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へをクリックして下さい。他のブログ村フィリピン情報が見れて、私のランキングがアップします。(笑)クリックが多ければ続けます。

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