今日のマニラ湾
２０２０年東京五輪決定、御目出度う御座います。ただ、５６年振りのオリンピック開催と
聞いて、当時を振り返ると、暗い・苦痛、そして臭い思い出しか残っていない。旅行でも同じ
ことが言えそうで、楽しい思い出より、ヒヤッとした・怖い思いをした・何かを失くす、そんなこ
とばかり覚えているモノと改めて自覚した。
暗いと苦痛は代々木国立競技場での体験。お披露目と予行練習を兼ねての模擬開会式
に、観客役？、エキストラとして都内の学生総動員、真新しい国立競技場へ入れて、入場行
進も見られる話に大喜びで行った。
これが地獄の苦痛になるとは。ペットボトルも無い時代の初夏、水筒の水は直ぐに無くな
る暑さに耐えた。それなのにガッカリしたしたのは、入場行進はエキストラで、競技服を着た大
学生では様にならず、その上、観客は学生服を着た中高生。これほど暗い開会式は共産圏
か北朝鮮以外でなさそう。
臭い思い出は、その後の記録映画東京オリンピック。無料だったか有料か忘れたが、見
に行った映画館は四谷３丁目の３本立て映画館。ここのトイレが臭くて溜まらない、それでも
授業の一環なので、途中で帰る訳にはいかず難儀をした。
そうは言っても、７年後のオリンピックに期待したい。先のオリンピックが戦後復興の象徴
なら、これで震災復興になることも願いたい。子供のころのような喜びはなくても、東京の景
気が良くなることは、私の収入面でも期待できそうだ。
それにしても、大震災・放射能漏れのリスクと、嫌がらせ報道を撥ね退けての決定、誠意
ある対応が評価されたのか、涙が出そうに喜ばしい。ただ、気になるのは消費税８％へ上げ
易くなったのと、円相場が何方へ進むか判らなくなった。
それはそれで成る様になるさの心境。報道のイメージダウンで苦労しているのは、日本
だけでなくマラテの飲食店も同じ。一昨日と昨日は最悪な状況まで落ち込み、サークルやマ
ビニー通りの路上駐車がない、店の中に客がいるのか心配になった。
暇なときに店の名前も出し辛いのでカットして書きますが。韓国人射殺の事件が続いた
ので、大使館からレットカードが出てしまったマラテ。韓国人同士の抗争事件と報道された
余波で、韓国人がいないだけでなく、他の人まで寄り付かなくなってしまった。
一昨日は給料日後の金曜日になるので、２２時過ぎならサークルの周りは、車で溢れて
いると思っていたら、何と数台の車が駐車してあるだけ。昨日は昨日で、マビニー通りへ駐
車する車が一台もない。
まるで台風の中を移動している気分。このままマラテはダメになってしまうのか、金曜・土
曜に客が寄り付かないと、水商売では恐怖を通り越して悲劇の閉店。こんなのが続けば御
手上げ、悲観した話ばかり聞こえていた。
ところが、捨てる神あれば拾う神ありとは良く言ったもので、幸福はマカティ・パサイロー
ドからやって来るのか。前々から言われていたＫＴＶ閉鎖の話、どうも現実味が帯びてきた
様で、マビニー通りの有名店が、パサイロードの高級ＫＴＶに買収された。？
大手ＫＴＶグループがマラテの空き店を買い集めたのも、ここが出店してくることを警戒し
たのと、矢張りパサイロードにあるＫＴＶ閉鎖を心配したから。パサイロードの規制が影響し
て、リトル東京周辺のＫＴＶへ、店を譲ってくれと交渉された話もある。
マラテへ移ってもマカティの客が来るのか、ハンデがあっても営業したいパサイロードの
ＫＴＶも多く、マラテへの出店ラッシュは続くと思った。
フィリピン情報は１位、海外生活は僅差で３位へ転落のまま。
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マニラ暮らし、マラテの現状報告「フィリピン・マニラ」
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