昨日のマニラ湾
そろそろ毎日更新するのを、止める時期に来ているのかな。と何時も感じながら、ブログの記事ネタを、毎日・毎晩・毎朝考える。1〜2ヶ月とまで言わなくても、病み上がりの貧血が続いているので、1〜2週間休んで見ようかな、とも、また考えた。
誰に見せる訳でもなく、報告するモノでもない。マニラ生活を中心にした日記なのに、何となく休むのが怖い。病室で唸っている時も、家内がパソコンを持って来たので、何か書きこんでいる。そんな時は意味不明のブログ記事、仕事でも無いのに、1500日休まず続いている。
今回の病気騒動で判ったのは、ブログとはサイレント訪問者に支えられていること。ヒョンなことで訪問者と御逢いすると。一度も会話をしたことがなくても、直ぐに打ち解けてしまうモノを感じて。一緒に話しをするのが、これ程楽しいとは思わない。
そんな出会いを繰り返して行くのがブログで、何時日か仲良くなった人を尋ねたい。見知らぬ土地へ行っても、その人が居るだけで心強く。その絆を感じるのが、毎日更新するブログかも知れないと、感ずるようになった。
そうは言っても、貧血とは恐ろしいモノで。私のブログは、粘りと根気が信条の記事なのに、慢性的になって来た貧血で集中力は出て来ない。トイレで雑誌を見るだけで眼が霞み、ネタ探しのネットサーフィンでも、頭がボーとしてヒットしない。
今までの人生で、一番縁遠いと思っていた貧血。実際体験して見ると、これ程厄介なモノはない。1000cc以上の下血で、ヘモグロビンは3分の1へ。赤血球数も半数以下、血圧60/30〜180/120を行き来したら、何時も眠たくてしかたがない。
大好きなKTVへ行っても、2〜3杯飲んでしまうと貧血の影響で、血中のアルコール濃度が上がってしまう。気付いたら寝ていたり、フラフラしている。何時でも眼を閉じれば寝れそうな状況で、夜な夜なKTV通い。
そこで悟ったのは、3日前に頂いたコメントの答え。心に触れたコメントの1部文面、「なぜそれほどマニラ生活が良いのか分かりません」。言われて見れば、何が好いのだろうか、色々考えさせられる。
私の場合、30数年前のマニラ観光全盛期に長期滞在して、観光の仕事に携わる。昨日は偶然、当時のガイドさん達と、マラテのピンヤンで夕食。その中には家内の姉も日本からやって来て、他にグアム在住の女性も集まった。
同窓会的集まりで、話題は昔のマニラ。渋滞がなかったとか、昼食を食べに家へ帰れたとか。今なら考えられない昔話を話し合う。そう言えば、1日にマカティとマニラを何往復したか、ブルゴスとマビニーは本当に近かった。
青春と言えそうな一時期をマニラで過ごすと、その思い出の延長に浸かってしまい。今の現状を理解出来ないで、マニラにしがみ付いているのかも知れない。そう感じる様になったので、第二の移住先を探して沖縄にも行った。
沖縄へ行って感じてしまうのは、何か違うんだよね。マニラで嫌なゴミ・臭い・ゴキブリ、ホームレス・悪餓鬼。沖縄には無いので理想に見えるけど、何か足りない。グアムから来た人も、グアムは何も無いわよ、母親を連れて歯を入れに来ていた。
彼女の感覚は米ドル、1000ドルで歯を入れた話に、家内の姉は円で十万か。ペソで幾らと出て来ないけど話は繋がる。別々な地域に暮らしていても、何となくマニラへ戻って来て、生活したいと考えてしまう。
歳を取ると、一から新しい所に暮らすのも体力が要る。それならば、マニラ暮らしを続けるしかなさそうだ。何だかんだと言って、マニラを出て行った人も、何時か戻りたいと思うようで。それが女なのか、思い出なのかは別として、嫌なら日本の生活しかないと思った。
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