昨日のマニラ湾
フィリピンも6ヶ月有効のビザが出来たの、と友人に聞かれ、偽造防止のホノグラムが付
いた特殊シールで発給されるビザらしい、そんな会話の中で感じたことはやはり180日ルー
ルなのか、観光客の連続長期滞在を180日間で制限している国は多い。
国によっては年間延べ180日の所もあり、英連邦や旧英連邦の国がそれで、EU内を移
動していて、他の国を股いている心算でも、シェンゲン条約で90日以内、それも前回の出国
日から180日経過してないと、90日以内の計算に入ってしまう。
日本の観光ビザの場合は、180日までは観光でも延長は簡単、それ以上になると難しく
なりだし、何だかんだと滞在する理由を聞かれ、中々許可されない時も、180日超えると観
光客とは見なされないようだ。
確かに生活費を考えれば、180日間遊んでいられる人は何人いるのか、何か仕事をし
ているのではないかと勘繰られ、疑われてしまうのは納得できるが、フィリピンの場合は観
光ビザでも長期滞在は可能、観光ビザで数年滞在している人もいる。
180日のビザを聞いて来た友人に、滞在する予定が有るのか聞くと、何回も取るのが面
倒なので、有れば有ったで参考になるという、今までのビザ延長で計算すると、最初の観光
ビザ21日は無料、次が38日でその次は2ヵ月延長、180日間延長するまで、最初の無料
ビザを入れなくて、最低3回のビザ延長申請が必要だ。
今回延長に掛かる費用を調べたら、1回目の38日延長は4030ペソ、2回目の1ヶ月は
5300ペソで2ヶ月5800ペソ、3回目の1ヶ月は3830で2ヶ月4330ペソ、180日延長滞
在するには、一番安い実費で1万4160ペソ(3万3千円)の費用が掛かる。
これはあくまで自分が直に入管へ行き申請した費用、旅行会社やビザ代行業者に頼むと
手数料を取られ、4〜5万円になることも、安いからと下手に頼んで偽造スタンプを押され、
国外退去になった人まで居たので、自分で延長するか、大手の日系旅行会社へ頼む方が
安心でき、申請はそれ程難しくない。
今回の6ヶ月延長ビザは聞くところによると1万1千ペソ(2万6千円)、今までの4ヶ月延
長(9830ペソ)に手数料を入れた費用で、6ヶ月の延長ビザが貰えてしまう計算、確かに面
倒な手続きを考えたら、長期滞在者には朗報かも知れない。
そう考えて調べて行くと、6ヵ月用の長期滞在ビザは、短期留学などの目的が必要で、観
光客のビザ延長は、今まで通りの最長で2ヶ月、それも偽造し易いスタップで延長、こんなの
で観光立国を目指すフィリピンとは摩訶不思議。
偽造ビザ・スタンプ事件を教訓に、作成され導入した特殊シールも、実際に被害が多い
観光客のビザ延長とは、何の関係もないビザ用に導入され、ただの言い訳に使われている
のか、何時まで経ってもビザ延長の複雑さは、変らない国と思った。
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マニラ暮らし、摩訶不思議な6ヶ月ビザ「フィリピン・マニラ」
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