昨日のマニラ湾夕陽と早朝のヨットクラブを載せてます。美しいと思った人、思わない人でもフィリピン情報をクリックして下して下さい。（笑）
丁度２年前、義弟（家内の弟）のオフィスビル隣へ、こころラーメンがオープンした。ロハス沿いに面していても、ビルの２階で客入りを心配していたら、近くのＯＬが食べに来る。チャイニーズ系なら未だしも、会社の制服を着た１００％フィリピーナに義弟は、「内の会社、給料が安過ぎるのかな」、と３００ペソ近い食事をする彼女達を見て驚く。
当時の３００ペソは５７０円、今なら７００円のランチになる。彼女達は海運会社のＯＬ、客単価３００ペソ以上のこころラーメンで、制服を着たフィリピーナは馴染めず悩む。彼女達は幾ら貰っているのだろうか、幾ら貰ったら３００ペソのランチが食べられるのだろうか。
ま〜１週間に１度か月に１度なんだろうと、勝手に解釈していたら何回か顔を合わせる。生活費のために働いていないんだろうな、裕福な家庭の子女何だろと勝手に決め付けた。昨年あちら此方にオープンした日本の有名店、企画したのが円高の頃なので、値段が高過ぎると解釈して、誰が食べるんだろうと思っていたら、潰れた店はない。
日本人でも考えてしまう一杯１０００円のラーメンから、極め付けは２９８ペソ（７００円）のとんかつセット。何を驚いているかと聞かれたら、とんかつの大きさが８０ｇしか無い。日本のランチと変らない金額で、幾ら御飯とキャベツが食べ放題だとしても、日本なら食べる人はいないだろうと。帰国時に同じ御飯食べ放題のやよい軒、ロースかつセット（税込８４０円）を見て考えた。
日本のロースかつは最低１２０ｇ、３分の２の大きさで７００円は考えられない。コンビニのとんかつ弁当でも８０ｇ以上は在るだろう、チョットのおかずで御飯を沢山食べるフィリピン人。彼らなら不思議に思わないだろうが、日本人なら御飯が余ってしまい、キャベツで食べるしかなさそうだ。
何故そんな疑問を記事にしたのかと聞かれたら、元ソシャーリスタの陽子ママの店を企画するなかで、クリークサイドビル（マカティ）のとんかつ屋と、同じフロアーに在る貸店舗を、借りようか迷っている内に、他の人に契約されてしまった。
そこで借りた時のメリットとデメリットを考えて見たら、大きなデメリットは一見の客は入らない。１人として行く目的の店が無いと、立ち寄る場所（リトル東京）から徒歩で来辛い。例え宣伝したとして、マカティの日本人に直ぐ伝わるか疑問だった。
マラテでもフィリピン人に人気が在る店を経営していた陽子ママ、４０年以上マニラで生活していて、友人は多くてもリタイヤ組が殆ど。そうなるとクチコミと宣伝だけで、客を集められるか考えてしまう。それならフィリピン人相手の日系レストランを出した方が、客は来るのではないかと考えた。
国民の２５％以上飢えを感じていると言われても、３００ペソのランチを食べるフィリピン人は少なくない。それなら日本人に受ける店を作るより、フィリピン人が考え好む日本料理の店を出した方が好い。海苔を使わずとびこ（飛子）の巻物とか、甘い日本食限定で出せば、面白い店が出来ると提案した。続く
追伸、フィリピン人の食生活、外食の考えが大きく変わって来ている。つい見下してしまいがちなフィリピン人、例え１％の人が食べられるとしても、マニラ首都圏だけで２００万人。全ての外国人居住者や外国人観光客を合せても１０万人は居ない、その辺を考えて明日の記事にします。
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マニラ暮らし、ランチで感じる所得「フィリピン・マニラ」
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