東京滞在中でも懲りずにマニラ湾風景を載せてます。美しいと思った人、思わない人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。(笑)
昨日、10代の頃よりお世話になっている大先輩の事務所を尋ね、やはり20代から付き合いのある知人の死を聞かされた。あ〜あの人も亡くなってしまったのか、目を瞑ればマニラやプエルト アズール(バタンガス州)で共に遊ぶ、楽しかった昔が蘇る。
口癖はマニラは安い、ソウルや香港・ハワイで同じ遊びをしたら、何倍取られるのだろうか。何時も7〜8人の部下を連れて、大名旅行を繰り返していたが。彼達を案内していたフィリピンガイドや、在住日本人に集られ、日本レストランでカツ丼を注文しても、10万円近く払っていた。
俺は糖尿病だからカツ丼だけと笑いながら、30人以上に膨れてしまった皆の分を払う。物価を計算すれば高過ぎても、価値観を考えれば安いという。ハエのようにたかってくるフィリピン人や在住邦人が、可愛く感じていて、目を細めて笑っている姿を思い出す。
経済ジャーナリスト岩崎博充氏が語る、経済総合(プレジデント)の記事(6月19日)に、「タイやフィリピンのような物価の安い外国で暮らせばいい。生活費4万〜5万円で普通の生活ができますよ」。定年後、年金が貰えるまで働かず、物価の安い国で暮らすことを勧めていた。この普通の生活とは何なんだろうか、日本では夫婦2人で月額約27万円、またゆとりある老後を送るためには月額約38万円必要という。
この暮らしが普通の生活なら、実際はどうなんだろうか。タイの実情は知らないが、マニラ暮らしなら答えを計算できる。今回の帰国のテーマにしようと考え、今日から日曜の4日間、マニラへ帰るまで間に検証してみよう。先ずは食糧費の価格を、物価と価値観で比べてみる。あくまでも日本の普通の生活が基準で、フィリピンの普通の生活ではない。
マニラで売られている食材を見ると、日本人が食べない物が多い。それらの物は安くても、日本人が好む食材が高すぎる。感じるのは食生活の違いと保存期間で、日本人の食費は高くなっている。何と言ってもフィリピンで、生野菜を食べる習慣はない。日持ちのする野菜が好まれ、それらの料理は発達していた。
つまり日本では庶民の野菜でも、フィリピンでは高級野菜になる。日本なら捨ててしまいそうな大きさの野菜や、逆に大きく味は淡白な物が売られている。キャベツ・白菜などバギオ高原野菜で、収穫時期によって大きさは様々だ。ま〜有るだけマシと、フィリピン在住歴の長い人はいう。
それらの野菜は食べられる部分だけを見れば、日本価格の数倍はしている。例えばキャベツ、芯の部分は省けば4個で日本の1個分しか使えない。価格を考えれば3倍近く、フィリピン人の収入では、購入する人はいなくても、在住者に取っては貴重で価値観が有った。つまり野菜に関しては物価でなく、価値観で買うしかない。
夫婦2人で月額約27万円の老後生活費の中で、食糧費を6万5652円と計算している。果たしてフィリピンで賄えるのか、ローカルの硬い牛肉や、品質に疑問がある豚肉・鶏肉。これらの肉類は日本より圧倒的に安く、米もジャポニカ米がキロ150円くらい。ところが日系食材店に在る物は、日本の1.5倍から2倍で売られいる。
トンカツを家で作ると、豚肉より油・パン粉・小麦粉・玉子・キャベツの食材が、豚肉より倍以上高い。豆腐・納豆・新鮮な玉子に海苔など、定番の朝食が一番高価な食事になる。と言えば6万5652円(2万8230ペソ)で賄えるか疑問、日本食を捨てなくてはマニラで暮らせない。
マニラ暮らしの食糧費を計算したら、フィリピン人はどうやって暮らしているのか。食糧費だけでも稼げないはず、可笑しいではないかと聞かれそうだ。そこで懐具合を知っている運転手で見ると、彼の実収入は月1万4千ペソ(3万2500円)、息子2人のうち長男はアムウェイで働き、娘はサムソンの正社員になっている。一番のプー太郎は次男で、職を転々としているが働く意欲はあった。
仕事を全くしてないのは専業主婦の奥さんだけ、家族5人のうち4人働く一家。実収入は6万ペソ以上在るはず、それでいて職場から1時間以上離れたラグナに、部屋を借りて住んでいる。一度何を食べているのか聞いたことが有って、米は上等のキロ45ペソだと威張っていた。
彼らに取って食糧費に占めるのは米で、生活環境を考えれば日本の明治・大正、もしくは江戸時代に似ている。味噌や梅干を食べて米一升、塩むすびでも白米を食べれれば良かった時代。彼らは親指ほどのおかずや、小さな干し魚に塩辛いスープを御飯に掛け、ひたすらおかずでなく御飯を食べる。
そんな生活が出来る人だけが、月4万〜5万円で暮らせるかも知れないと思った。 明日の外食編へ続く。
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マニラ暮らし、生活費の勘違い・食糧費編「フィリピン・マニラ」
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