東京滞在中でも懲りずにマニラ湾風景を載せてます。美しいと思った人、思わない人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。（笑）
愛車を処分して１年と７ヵ月、そろそろ車のない東京生活に慣れて来たが、友人が遊びに来たのを見逃さず、行きたいところを連れ廻した。オレアッシー、運転手と不満を洩らす友人の言葉を遮り、馴染みの店へ洋服を買いに行こうと誘う。考えて見たら普段着のスラックスを２年は補充してない、最後に買ったのは何時だったかも覚えてなかった。
何と言ってもポリエステル１００％のスラックスと、カジュアルのジャケットなどは日本販売の物に限る。とは言ってもフィリピンで購入するのは半袖のシャツだけ、下着なんかも日本で購入している。ま〜平均年齢（フィリピン２３才・日本４５才）を考えれば、初老に近い中年男の体型に合った衣服は、フィリピンでは少ないし、在ったとして日本より高くて買う気になれない。
もう一つは着心地、慣れ親しんだ日本販売品と比べたら、フィリピンで販売されている物は冬用に見えてしまう。湿気に悩まされる日本の夏用は、麻や綿・ポリエステル１００％でも絽か紗の様な作りだ。それに比べるとフィリピンで販売されている物は、高級品ほどジャケットやスラックスも総裏しかない。こんなの暑くて着られないよと、試着する気にもなれなかった。
これと似ているのがフィリピンの飲食店、日本の飲食店と比べることは全てに置いて出来ない。ところが日本人は出された物を安心してしまう癖が、フィリピン人が行なう品質を確かめる仕草なんか、店に失礼と実行する人は少ない。腐ってないか鼻で臭いを嗅ぎ、解して中身を調べるフィリピン人。そこまでして食べなければ行けないなら、そんな店へ最初から入らないと日本人は考える。
では何処の店が安心なのかも判らず、嫌な思いを繰り返し経験して、最後にたどり着くのは日本人経営のレストラン。日本で生活していた頃より、日本食を多く食べてしまうのは、嗜好の違いだけでない。何より日本人が調理しているだけで、味や腕より食への安心感が大きい。
俺は大丈夫だよ、フィリピン食大好きと言う人もマレにいるが、年と共にアッサリ系が食べたくなる。食の違いが国際結婚の破綻になると言われ、相手の国の料理を好きになることは好いと思う。それも齢を重ねるほどに日本食嗜好に戻り、あ〜納豆や魚の塩焼き、海苔と生卵で美味しい日本米を食べたいと叫ぶ。一度、川崎レストランのランチを考えたとき、米は１００％新潟産のこしひかり。オカズは新鮮な刺身か焼き魚、味噌汁に拘って日替わり、日本の生卵に有明の焼き海苔を付け、１日２２食限定５００ペソ（１１６０円）と考えた。
たなべ・ツムラ・セリナなどの高級日本レストランと、腕や味も劣る？川崎レストランが同じ値段ならまだしも、５００ペソは高すぎる。と誰でも考えるが、食材が全てのランチなら高くない。さすがに刺身はローカルの鮪やタコ・イカ、輸入品はサーモンぐらいしか使えない。それでも味の心配は味噌汁だけ、後は日本の食材がカバーしてくれる。
夫婦２人で月額約２７万円の老後生活費の中で、外食費の項目はないが、その他交際費の項目に出費６万３５８円とある。交際費を外食費と考えれば、日に２千円（８６０ペソ）と余裕有りそうに見える。実際に食べに行けば、ファーストフードやファミレスでも足りない気がする。まして日系レストランへ行ったら、ラーメン２杯に餃子は微妙だ。
食糧費６万５６５２円と６万３５８円を足しても１２万６０１０円（５万４１５０ペソ）、果たして夫婦２人のマニラ食事費として賄えるのか。私の食事費を参考にして見たら、食材の殆どを日本から持ち込む、マニラで買うのは野菜や豆腐・肉類しかない。食材は日本の方が安いか変わらないので、幾らなのか計算すると、日にブランチ１食で１人なのに３〜４万円は掛かる。
外食はツマミ程度の酒持込でも、やはり３〜４万円以上する。それでいて丸々１ヵ月でなく、多くても２４日分しかない。酒持込でなく、夫婦２人なら倍以上、３倍に計算しても可笑しくない。リタイヤ生活の楽しみと言えば、食べ物が占める割合は大きい。平均的な老後費用月額２７万円、ゆとりの老後なら３８万円が必要と言われて、差額の１１万は何かと考えたら、外食や旅行などの費用と言えよう。食材と外食を考えれば、マニラは割高で適さないと思った。明日の住居費・医療保険費へ続く。
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マニラ暮らし、生活費の勘違い・外食編「フィリピン・マニラ｣
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