昨日のマニラ湾夕昏と今朝を載せてます。台風15号(フィリピン名ルイス)の影響で視界不良。天気の参考になった人はフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。(笑)
昨日の記事を読んだ人から、「身につまされますね」と言われる。老後をフィリピンで過ごしている人達で、似た様な境遇の人は多いかも知れない。60才で定年なら老後の生活に不安が残り、65まで勤めたら半年で死んでしまった。娘さんの歳や奥さんが亡くなったことを考えると、貰うために苦労した年金は終わっている様だ。
ジュゴン姫(ユーリン)に聞いたところ、高血圧・糖尿・心臓病の他にも薬を持っていたらしい。それでいて、体調に問題なく、持病もないと申告され、ジュゴン姫は騙されたと怒っていたが。それだけ体調には自信が在った様で、本人もタイピング中なら未だしも、ボートに乗ってダイビング・スポットへ行く途中に、体調を崩して亡くなるとは、万が一にも思っていなかっただろう。
この日本人は常連客の知り合いで、初めてダイビング・ショップへ来た客だった。カリポへ1ヵ月近く住んでいたので、気候の問題から体調を悪くした訳ではなさそう。ただ、不幸中の幸いになるのか判らないが、もし、ジュゴン姫のショップでなく、他のショップだったら、マニラまでオーナーが付き添い、遺体を運んでくれたか疑問が残る。
普通のダイビング・ショップのオーナーなら、中秋節(9月6日〜)が始まっての書き入れ時だ。中国・韓国・台湾・香港の観光客だけでなく、それらの地域で働いている日本人も、中秋節の休みを利用してボラカイに来ている。1日に何本ボートを出しても、間に合わないほど予約が有った。
そんな忙しいさなか、果たして家族の利便性を考え、不慣れなのを可哀想に思い。マニラまで運んでくれるダイビング・ショップが、ボラカイに在るのか疑問だ。普通ならボラカイの葬儀屋まで、引き取りに来てくれと言われてしま確率は高い。客が亡くなった後のジュゴン姫の行動は、マニラでも中々出来ないことだった。
パスポートと携帯電話の着歴・アドレスを頼りに、身内探しから始まり。やっと連絡が取れた娘さん達は、パスポートすら持ってない。亡くなったのは6日の土曜日で、緊急パスポートの発給を受けて、9日に家族は中部空港からPRに乗ってマニラへ来れた。
それらの手続きを、家族に代ってジュゴン姫が悪戦苦闘する。遺体はボラカイの葬儀屋で、綺麗に着飾り御棺に入れられた。ボラカイからカテクラン・カリポと船と車で運ばれ、カリポ空港からマニラ空港はPRで運ばれる。同じ飛行機にジュゴン姫とスタッフ1人が付き添い、マニラ空港には日本大使館紹介の葬儀屋が引き取りに来た。
娘さん達をマニラ空港で出迎え、遺留品などを手渡して終わりじゃない。海外に不慣れな家族の面倒を見たり、通訳をして上げるため帰国の11日まで、一緒に行動する。なるべく家族の負担を少なくするように、ジュゴン姫は苦労したようだ。
ボラカイで掛かった費用は、PRの御棺を運ぶ運賃まで入れて8万2500ペソ(20万円)。マニラの方は火葬代を入れて13万5千ペソ(33万円)、大使館の紹介にしては場所は悪く、エドサプラモ―の路地を入ったところで、暗くなったら怖くて、葬儀場の中へ入れなかったと話していた。
結局、予定より1日多く滞在して、10日に火葬して貰い11日に帰国した。娘さん達は航空運賃や宿泊代、葬儀の費用まで入れると、100万円近くの出費らしい。ま〜フィリピンにしては、驚くほど順調に終わったねと、ジュゴン姫に話したら。
大変だったのはタイの婚約者、亡くなられた日本人が持っていた携帯で、LINEを使い通話したら、全く英語も日本語も判らない。無論、ジュゴン姫はタイ語を知らないので、英語の判る友人を呼んで貰う。間に通訳を入れて、彼が亡くなったことを説明しても、何でフィリピン、カリポやボラカイへ来ていることすら、知らなかったようだ。
泣き叫ぶタイ女性の声と、LINEでのメールに付いている写真を見て、彼女の歳を20代前半と感じたジュゴン姫。女として理解できる部分と、どうなってるのか判らないところを感じている。娘さんと話をしてしまえば、同じ日本人の娘さんに同情して、タイ女性を快く感じていない様だった。
フィリピン在住が長いと、フィリピーナに騙された日本人の話しが多く、何かとダブってしまう。そう言う偏見から、全てを判断してしまうのか。1人の人間が世を去り無になるなら、生きている内に愉しんだことを、理解して上げて欲しい。それにしてもジュゴン姫。の行動は実に立派、さすがボラカイの姉御だと思った。
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マニラ暮らし、ジュゴン姫、苦悩の5日間 フィリピン
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