早朝のマニラ湾
朝しか絵になる写真が撮れません。
日中はどんよりした曇り空です。
明日、久々にマカオへ行く、何年振りか調べて見たら、始めて行ったのは20数年前、最
後は2011年2月に1泊しただけ、何と2年半振りにマカオへ、頻繁に行くようになったのは
2008年頃からで、一時は不動産を購入して永住も考えた。
始めて行った時の印象は、カジノ以外何も無い都市国家、「面積は32平方キロで東京の
新宿区が18.3平方キロ、渋谷区が15.56平方キロで、新宿区と渋谷区を足したぐらいの
大きさ、ここに約50万人の人が暮らす世界で最も人口密度が高い地域のひとつなのです
(埋め立てによって面積は少しずつ拡大中)」とマカオの基本情報から。
閉ざされた都市国家に見えたマカオが、香港と同時期に中国へ返還され、香港と同じ扱
いを、中国から受けるようになり、また、カジノも独占から解放されるのと、世界遺産に登録
されたことで、急激に観光客を集め発展して行った。
そんなマカオが華やかに見えたのか、マカオで暮らして永住市民権を取ると、隣接の香
港・珠海や中国各都市は、永住市民証を見せるだけのビザ無し、何日でも滞在で来て、好き
なだけ暮らせて、中国のスペシャル永住ビザになることを知った。
そこで退職者ビザ(SRRV)で永住権を持っているフィリピンと比べ、どちらが住みよいか
暮らし易いかを考え、住まい・治安・物価・娯楽・食事・移動・インフラを比較して見たら、何を
比べてもマニラの方が良さそうで、永住市民権を取るのを諦めた。
先ずは住まい、マニラ湾に面したコンドと比べ、マカオのコンドはビルに隣接し過ぎて景
観が悪く、コンドの作りや共有部分に良い物件はない、同等のコンドを探したら、マニラのコ
ンドの数倍、それでいて交通の移動が難しい。
マニラで販売される車は日本の1.数倍、ところが面積の狭いマカオは、車価格の倍以上
税金が掛かり、マニラと比べても倍以上で販売され、景観が好い所へ暮らすと、狭いマカオ
でも車無しでは生活できず、マカオの移動はバスかタクシーしかない。
娯楽にしても、そのものズバリの遊びしかなく、マニラの日系KTVの様な楽しむ所はな
い、日本人の感覚ならマニラの方が選択幅が在って、日本で遊んでいる様な感覚で比べた
ら、マカオの遊びは詰らなく見えてしまった。
物価は物によっては安そう、ただ、中国から持ち込まれる食材は品質に問題あり、外国
から輸入される食材はやはり高価、レストランにしてもマカオ市内で食べるのは観光客が多
く、マカオ在住者は隣接の中国珠海で食べるようだ。
そのためマカオ市内のレストランは割高、常連より一見の観光客が多いのと、払う値段
に見合うモノは少なく、美味しいと言われた店へ行っても、驚くような感動はない、これならマ
ニラの海鮮料理屋の方が好い。
この傾向は香港も同じで、宴会などは隣接する中国シンセンへ行き、香港で食べる回数
が減って、中堅のレストランは客が入らず淘汰され、この頃香港へ行っても、馴染みの店で
残っているのは、ビーヤレストランぐらいしかない。
香港ですら食事は期待出来なくなっているのに、面積の狭いマカオは割安な近くの珠海
を利用するようで、労働者が食べる安食堂と、観光客が利用する高級レストランぐらいしか、
マカオには存在しないかも知れない。
マカオ市内で生活すると物価は高そう、もしかしたら日本の倍以上掛かるかも、と考えた
のと、香港に比べマカオのインフラは良くない、マニラほどでもないが、比べてしまいそうな
所も在って、一概にインフラが好いとは言えない。
これだけは良さそうと考えていた治安、これもカジノが増えたのと、大陸から犯罪組織が
入り込んだのか、警察の職質が多くなり、この警官が香港と比べても無礼千万、一度職質
されて、ここは共産圏と実感した。
こんな事でマカオに見切りを付け、今回のオフ会でも無ければ行く気も無いが、2年半振
りにマカオへ行って、どう変っているかを検証するのと、マカオで働くフィリピン人にも興味が
湧き、彼等とも話して見ようと思った。
海外生活は5位、フィリピン情報は2位へ後退、皆様の応援クリックを
宜しくお願いします。
明日の記事を書く励みになりますので、ランキング応援のクリックを
今日もお願いします。
↧
マニラ暮らし、マカオと比べてみたら「フィリピン・マニラ」
↧