写真は昨日のマニラ湾
今の気温は２７度。晴れ
マニラ暮らしを始めた頃は、週に何度か時間を掛けて料理を作り。家内の義姉へ持って
いったりしていたが。食べる人が居なくなると、億劫になって来るもので。手抜き料理やイン
スタントみそ汁、レトルト食品が主体になってくる。
元コックと言っても、料理を作ったのは４０年前。水商売に入ったのは、学生時代のアル
バイト。顔を見られたら恥ずかしい頃で、職場は何時も高級店。それなりに鍛えられたが、客
に出す料理で在って。自分達が食べる料理は賄い、一番下っ端が作る物を黙って食べる。
この頃は賄い料理と持て囃されるが、良い物でも無い。ただ、与えられた食材で、工夫す
ることほ覚え。下っ端の力量を見る尺度と、触感を試されていた様だ。食材を旨く使うコツな
ら、知っているので。マニラでも上手に作れると、最初は思っていた。
マニラで料理を作って見ると、一番苦労したのは調味料。何が足りない、売ってないと挫
折する。全て日系グロサリーで揃えていたら、毎日自炊しないと高いモノに付いた。そこで日
本から全て持って来て、料理を作りだした。
月一で、マニラ・東京を往復する暮らし。安く売られている物を、東京で揃えれば。マニラ
の日系グロサリーと比べ、半額以下で購入できる。マニラ行きのボストンバック、全て中味は
食料品と言うこともあった。
家で作らなくなったのは、ダイエットを始めたから。マニラで食材を買うと、何を買って来て
も分量が多い。ついつい勿体無いと食べ過ぎて、ダイエットが出来ない。体重が危険水域に
達していたので、外食に切り替えた。
今回、自炊をしようと思い立ったのは、身近に起きた大きな災害が要因。１０月１５日にフ
ィリピン中部で発生した地震、ボホール島が震源地で、２２２人の死亡が確認される。１０月
１６日台風２６号による土砂災害で、被害が出たのは東京・大島。８日はレイテ・タクロバン
や、サマール・セブを直撃した超大型台風。
１ヶ月もしない内に３件と続くと、万が一を考え保存食を調べていて唖然。賞味期限切れ
の食品が多く、期限内の物は切り餅とサムゲタン（参鶏湯）。後は缶詰めと冷凍食品ぐらい。
米に至っては２１年度産、マヨネーズ・ケチャップ・ソース類は、２０１１年７月が期限だった。
日本の場合は賞味期限なので、在る程度は大丈夫だけど。家内なら絶対食べないよな、
１日過ぎても捨ててしまう性格。これでも毎年、３万円分ぐらいの保存食は。メイドや運転手
に上げて、処分しているけど。家で食べないと、期日の確認が疎かになる。
先ずは週に３日は自炊することにして。レトルト食品やマニラで買える食材を、有効に使
い。それに一味足した物を考え、３０分以内に作れる簡単料理と。自分の得意料理を、紹介
するシリーズを作ろうと考えた。
マニラ生活で料理を紹介しているブロ友に、刺激を受けた訳ではないが。料理を紹介す
ることで、今までの手抜きが出来なくなる。自分が食べる料理を、真剣に作るのも悪くない。
ただ、食べ過ぎて太りだしたら、シリーズを止めようと思った。
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マニラ暮らし、自炊する・賞味期限「フィリピン・マニラ」
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