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　　昨日の記事「別に不満は無いんだけど」を書いていて気付いたのは、イライラして不満に感じるのは何が要因か。何となく過去のブログで同じ時期の記事を見ると、去年はブロ友のオフ会で香港・マカオへ行っている。ところが一昨年の記事「何処へ行こうか逃げようか」を見ていて、何となく習慣の恐ろしさを感じた。

　　そうなんだ御盆休みだったのか、３０年近く定例になっていた長期休暇の旅行。正月・ゴールデンウィーク・御盆は、ほぼ１００％毎年海外へ旅行に行っている。カレンダーを睨めっこして、何処へ行けば安い旅費になるのか。何処の国のホテルなら、割引が効くかを考えた。

　　仕事や現実からの逃避は、大型連休の旅行を考えることによって、ストレスを発散して来たのだろう。１〜２ヵ月前からプランを色々練っていて、海外へ出発する前の楽しさは格別だった。多分、ストレスの半分は、ここで消化出来たと感じる。

　　日本の気候を考え何処へ行こうか悩む、正月休みなら間違いなく暖かいところ選ぶ。御盆休みは気候も好いので、２ヵ国廻るのも悪くない。休みの長さと気候に左右される旅行を、考えるだけで楽しかった。

　　　　　
　

　ところが温暖な気候のマニラ暮らしで、寒さを避けての旅行はない。他と気候を比べれば遜色はなく、何時帰ると言う束縛もなかった。時間を持て余してしまうと、何時何処へ行こうと言う分切りも付かない。プランを立てるにしても、何時でも行ける気楽さは、旅行の楽しみを奪っている。

　　こんなことを書くと、何も大型連休の旅でなくても、愉しめることは沢山あると言われよう。海外旅行が有る意味でのステータスだった年代に取って、毎年大型連休に海外へ行くことは、自分への御褒美であり誇らしかった。

　　何時しか国内旅行より、海外の方が安いと言われても、長期に国内を旅行する気になれない。言葉や習慣の違う海外だから、愉しめる部分は多いと思う。今回は香港から台北経由で帰ろうかとか、香港からカトマンズへ行こうなど、計画を立てるだけで楽しい。

　　旅行先の中心都市だった香港・ソウル・マニラ、此処だけなら行った回数が多過ぎて、新鮮味も無ければ旅行している気分にもなれない。惰性の旅行を繰り返していた付けが、大型連休の時期に込み上げて来て、イライラ不満が爆発する様だ。

　　あ〜長年の習慣とは恐ろしい、マニラ暮らしが長くなって何年も経つのに、知らず知らずに覚えている。決まった日に旅行が出来ないイライラは、在る意味の中毒症になっているだけでなく、寂しさを感じ始めた。

　　人誰でも知らず知らずに習慣を持っていて、１２時なれば必ず昼食を取る人とか。何時になったら寝る、起きるの生活パターンもある。私の場合、全てからのリセットに旅行が有って、それが習慣になっていた。

　　あれほど憧れたマニラ暮らしも、長く住み続けてしまうと有難味は少ない。それどころか冬の一時期を省けば、マニラで暮している実感は湧かない。長期休暇でマニラを愉しむ内が華、長く住んでしまうと楽しさも半減と思った。

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　　月日の経つのは早いとつくづく感じるのは、太毛シャンプーのオークション出品を止めてから半年以上経過した。止めてしまった要因は、今年の１月に首の椎間板ヘルニアを痛め、首が真っ直ぐに保てなくなったことと、楽天で同じ物が出品されたので、役目が終わったと感じた。

　　元々、金儲けでなく、皆さんへ使って貰おうと出品したので、フィリピンの販売価格に、チャリティー分を足した金額へ、設定したのが間違いと気付いた。お陰さまで手元には２万ペソ溜まったのは好いが、余りにも安い設定に儲けが出ないようで、楽天での販売は現在中止している。

　　チャリティーと言っても、昨年の超大型台風３０号（比名ヨランダ）で直撃されたタクロバンへ寄付することにしている。ただ、寄付しようとした金額は５万ペソなので、オークションを続けていれば、４月か５月に出来たと思うが、寄付しようとした相手の竹内さんは亡くなってしまった。

　　簡単に説明すれば、首の椎間板ヘルニアになり、梱包などをするのが出来なくなって、悩んでいた矢先に楽天で販売が始まる。その上、寄付しようとした竹内さんは亡くなる。そうなるとオークションに出品する意義は、無くなっていた。

　　　　　　

　　今年の１月にシャンプーを発送した後、楽天の販売と竹内さんの死を知り、首の痛さを我慢して行うこともないか。楽天でも似た金額で買えるなら、オークションで落札する人もいないだろう。とオークションをから撤退した。

　　ところが販売を続けてくれると思っていた楽天は、仕入先は纏と判り驚く。販売価格の１個６００円なら、２セット（４個）で２４００円、税１２０円と送料４５０円で総額２９７０円。仕入れは２００ペソ（４７０円）なので、１個売っても利益は１３０円しかない。纏の社長から安くオークションに出品したので、売っても採算が合わないと、止めたのではないかと言われる。

　　ここで考えてしまったのは、オークションで落札した人のことだ。どの様な販売方法なら安く提供できるか、自分で運び箱詰めするのも数に限りがある。それに入金・発送の確認も、色々面倒で片手間には出来ない。

　　使った人から評判の好い商品なのと、このシャンプーとコンディショナー、ブログで紹介した責任も有って悩んでいたが。面倒なことは億劫になって、ズルズルと日も経つのが速い。出品を止めるのを決めた２月から、半年以上が過ぎてしまった。全く知らんぷりする気もなく、オークション以外の販売方法も模索している。

　　その１つは運び屋さんを利用して、成田空港から送ることだ。この方法の問題点は、入金と住所の確認システムが無いことで、全て日本人が確認しないと間違ってしまう。販売価格は送料（国内と海外）が高く、手元に届くまで２セット（４個）で、４千円ブラス国内着払いが掛かってしまう。

　　ま〜着払い金は８００円〜１０００円前後になるから、１セット（２個）の価格は２４００円以上になる。１セットで１〜２ヵ月使えるので、高い商品とは思わないが。現在のフィリピン販売価格４５０ペソ（１１００円）を考えると、倍以上の金額になるので躊躇う。

　　ただ、この金額でも欲しいと言う人がいるなら、来月くらいから販売することも考えているが。数が揃わないと運び屋さんの送料も高くなるし、梱包する箱なども丁度好い物が無い。箱をオーダーして、箱詰めするシステムを作り、オーダーが無ければ止めた方が好い。利益を抑えた販売方法の限界を感じて、何か好い方法が有ったら、教えて欲しいと思った。

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昨日のマニラ湾夕昏と竜巻を載せてます。美しいと思った人、天気の参考になった人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。（笑）


　　新しいメイドを雇って１ヵ月が過ぎ、２人目のパート・メイドも新しく入れ替わり１週間になる。新しいメイドの仕事振りは忍者、と言うのも殆ど顔を見せず、メイドの部屋で１日過ごしている。何をしているのか良く判らないが、気付かない内に仕事をしているのは確かだった。

　　子供も居ない大卒で、何でメイドをしているのか気になっていたが。１日部屋で過ごせるタイプなら、最低賃金で働くよりメイドの方が気楽で好い。大卒と言っても出世は望めない３流校、働いても６ヵ月更新の仕事しか付けず、平均年齢２３才のフィリピンでは、２５〜６を過ぎると仕事の口は無くなっていた。

　　給料にしても手取りで８千ペソにアラワンス（食費・雑費）２千ペソ、最低賃金で働くのと手取りは幾らも変らない。通勤や住まい人間関係で苦労するより、確かにメイドの方が気楽かも知れない。ま〜日本人駐在員の家で仕事をしていたので、日本訛りの英語も判ってくれた。

　　食事の世話は今のところ御飯を炊くだけ、料理に関しても自信があるらしいが。日本から持って来た食材を、無駄に出来ないので、後片付けだけをさせている。仕事として楽なのは間違いなく、気楽に働いている様に見える。私にしても小学生程度の教養しか無いメイドを雇うより、何と言っても４年制の大卒なので使い易い。　　

　　　　　
マニラ湾で初めて見た竜巻です。

　　人間不思議なモノで、前のメイドには御飯も炊かせ無かったが。美系のメイドなので、何となく任せられる。鬼瓦の様な顔とごつい手で、米を研ぐのを見たら食欲も湧かない。その点、美系の子の方が、美味しく感じる。

　　２人目のメイドを新しいメイドの紹介で雇う、最初の内は何をしていいのか理解せずに、ひと通り仕事をしたらメイド部屋に入り込んでいた。そこで新しいメイドへ話し、メイド部屋の出入りを禁止して、仕事を掃除だけする様に話した。そしてパートを呼んで、あなたはメイドで無く掃除婦と告げた。

　　何のためにパートを雇ったか、猫の毛を取って貰うのと、マニラ湾に面した窓のガラスを、毎日拭くのが仕事と教える。明確に仕事を示したので、雇われた意味を理解したのか。それ以来、何も言わなくても仕事をするようになった。

　　１年３ヵ月前に猫を飼うようになって、犬を飼うより糞・尿の始末に苦労しないが。猫の毛はセービングファンの影響も有って、部屋の中に飛び散り、ソファの上などに付着している。猫の飛躍力はバカに出来ないし、セービングファンにも毛が付いていた。

　　毎日毎日、猫の毛を取るために、メイドに煩く言ったら続かないだろう。と言って仕事を監視するのも面倒なので、決まった時間にパートを雇うことにした。１人暮らしと言っても、お猫様が２匹もいれば、手間は３人でなくても２人分はある。まして言うことの聞かない気紛れな猫、考えてみたら猫のためにパートを雇っていると思った。

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　　昨日冷蔵庫の中に保存していた日本産の玉子、最後の１個を牛丼に入れて生で食べた。賞味期限を１週間過ぎていたが、別に今のところ問題ない。今日から帰国の２３日まで、生卵の無い生活が始まる。

　　マニラ暮らしは賞味期限と睨めっこする日々、賞味期限だから日にちが過ぎても大丈夫だろう。賞味期間が１週間なら１０日、１０日間なら１５日と、勝手に１.５倍掛けて我家の賞味期限としている。玉子などは冷蔵庫で保存していると、倍は生でも大丈夫と聞いたことが有る。

　　曖昧・ファジーが得意な日本だから、消費期限でなく賞味期限が多い。非常食用の缶詰やレクルト商品でも、賞味期限を見ながら古い順から食べて行く。そのため日本で購入する時は、賞味期限を第一に見てしまい。賞味期限の長い方が、メーカーや味などより購入の基準にしていた。

　　高級な玉子と言っても１０個で３８０円、フィリピンペソに直すと１６５ペソになる。マニラで売られている１個１６.５ペソの玉子で、安心できる商品が有るのか疑問だ。無論、生卵は諦めていて、熱を通しても不安を感じている。

　　そこで出した結論は、日本から持って来た玉子が無くなったら、それ以後は玉子を食べない。ま〜長くても１週間、食べなくても大丈夫と思うが、イザ玉子が無くなるころになると、日本から持って来た他の食材も無くなっていた。

　　　　　

　　月末に日本から帰って来るときは、食べ物を豊富に仕入れている。冷凍に出来る物は問題ないが、冷蔵しか出来ない生卵や豆腐、日持ちのしない野菜類など、急かされる様にして食べて行く。それが丁度無くなるのが昨日辺り、昨夜は食材の仕入れにスーパーへ行った。

　　何時も行くスーパーはマガパガルのＳ＆Ｒ、会員制スーパーなので置いている物も悪くないが。問題は業務用じゃないかと思うほど、１つ１つの商品が大きい。関東で有名な業務用卸ハナマサと、置いて有る商品の大きさは似ている。あんなの買っても全部使えないな、それよりも冷蔵庫が一杯になってしまう。これはＳ＆Ｒだけでなく、日本のグロセリー（食料雑貨店）も似た様な大きさだった。

　　マニラで食料品を購入する場合、単位が１桁違うのに驚く。肉なんかも１００ｇ単位でなく、値札に書かれているのはキロ単位。必要な量を買おうとしても、ツイツイ面倒になり、多く買ってしまっていた。

　　そこで小売りのスーパーで好い所はないか探していたら、パサイのブロ友情報で、モール・オブ・エーシア（ＭＯＡ）のＳＭハイパーマーケットが、結構好い物が有ると教えてくれた。ＳＭ系ならマカティのＳＭスーパーが有名、ＳＭハイパーマーケットはスーパーより下だと考えていた。

　　現にハリソンのＳＭハイパーマーケットは、ロクな物がない。一番はマカティで後は落ちると認識していたので、ＭＯＡが好いと言われて行って見る。我家からの距離と渋滞を考えれば、マカティは時間が掛かり過ぎる。その点、ＭＯＡならＳ＆Ｒへ行く感覚で行けて、好い物が有れば助かる。

　　マニラのスーパーで購入するのは、野菜ならキャベツと玉葱・ジャガイモぐらい。後はハムやソーセージと、牛乳・ジュース・ミネラルウォータ。買う基準は消費・賞味期限と生産国を重視していた。日本で確認する違いは、値札を全く見ないことにしている。

　　フィリピンで売られている食品で、一番信用しているのは無論日本製。これは高いので躊躇うが、次に信用しているのはアメリカ・オーストラリア・ニュージランドだ。牛乳はアメリカ・カルフォニア産をＳ＆Ｒで購入していたが、大き過ぎて飲みきれない。ＭＯＡで見付けたのは、同じアメリカ産だけど、ワシントン州シアトルのＤＡＲＩＧＯＬＤ製だ。

　　日本で売られているのと同じ、１リットルサイズなら冷蔵庫にも楽にはいる。その他ではアンガスのソーセージや、玉葱にしても少量で売られている。当分はＭＯＡかマカティのスーパー通いになると思った。

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　　年は取りたくないと言っても、こればっかりは逃げられない。そこで体力とボケ防止を考え、ショッピングモールの散歩やブログ記事を書いて来たが。散歩の方は去年からの病気連続で、躓いてしまう。ブログ記事は、後２ヶ月半になった５年連続を意識し始め、話題を探して彷徨っていた。

　　最初のころは１〜２時間で書けたブログ記事も、今では話題探しだけで２〜３時間、更新するのに４〜５時間掛かっている。もっとショックなのは、閃いたブログネタを２〜３０分で思い出せない。あ〜ボケが始まったのか、浮んだブログネタを忘れてしまうのが多くなった。

　　先月末からリコメをする余裕が無くなり、明日のブログネタ探しに明け暮れている。余裕が無くなったのは体調の変化も大きく、首や小指のリハビリを先月末で止めてしまい。傷みは無くなったが同じ姿勢が続くと、うつ病（経験はない）見たいなダルさを感じてしまう。何かをしようと考えても、頭がポーとして手に付かなかった。

　　　　　


　　昔から二度あることは三度あると言うけど、立て続けに同じ様なことが起きると、ショックが大き過ぎて立ち直れない。連続して起きるボケ症状（多分）に悩み、家電の故障にも呆れている。書き辛いボケのことは後廻しにして、家電の故障の方を先に書くことにした。

　　今月の１０日にウォシュレットが、動かなくなったことは１１日の記事にした。それ以外でもブログに書かなかったことで、ソニーの最新型ノートパソコン、スタートアプリが機能不全になっている。此方は保証期間中なので問題ないし、もしかしたら簡単に治ると思う。

　　ところが何と昨日はＬＥＤ４６インチ液晶ＴＶの画面に、何かで拭いた様な後が出始める。一度ＴＶのスイッチを消して、再度入れ直すと暫くは正常になる。早ければ数十秒遅くても３〜４分で、同じ症状になってしまった。

　　
左は何かで拭いた様な状態、右は正常のときの画面。

　　家電に詳しいパサイのブロ友に相談したら、基盤の交換が必要かも知れないと言われる。アレ、確か去年の６月に、６２００ペソ（基盤代）と１２００ペソ（２回分の出張料）を払い交換したばかりだ。また、同じ７４００ペソ（１万７５００円）払うしかないのかと、驚くより怒りを感じ始めた。

　　良く言われることに、人間理性が失われる瞬間は紙１枚の重さで決まる。些細なことで我慢の限界を超え、それが無いと我慢できるらしい。つまり、大きな案件や色んな問題を抱えて、苦悩しても対処して来たのに、チョットしたことで切れてしまうという。

　　後々、何であんなことで切れてしまったのだろう、もっと大きな重圧は耐えられた筈と考える。満杯になってしまったところに、水１滴・紙１枚で崩壊するのと同じか。そう考えると今が満杯なのかなと悩み、何も起こらないことを願うしかない。

　　現状はうつ病見たいな体調不良に、同じ姿勢が続くと目まいを感じる。その上、ボケてしまったのかと感じることが続き、挙句の果てに家電２台とＰＣも故障した。５年使ったウォシュレットは未だしも、購入して５年でも使用頻度は少ない。１年２ヵ月前に基盤を交換したＴＶの故障は、同じ所の交換なら新しいのを買おうしか無いだろう。

　　明日はボケてしまったのかと悩む要因、頻繁に起こる忘れ物の多さと、今月ソウルへ行くのも忘れ物が原因だ。また、ＪＡＬへ感謝するしか無い出来事を紹介する。後廻しにしたのは、恥ずかしさから書き辛いと思った。（汗

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　　二度あることは三度あると言っても、好いことなら歓迎するが、悪いことが続くと験を担ぎたくなる。病気にしても大腸憩室出血（昨年１１月３０日）に始まり、２月に首の椎間板（頚椎椎間板ヘルニア）を痛め、左手の神経障害性疼痛・線維筋痛症を３月に患う。

　　ま〜病気の方は入院する様な大病から始まり、徐々に軽い病気を患って行った。それでも短期間に３度続くと、普段病気をしないので老いを実感する。家電やノートパソコンの故障にしても、修理が効くので、ただ偶然に重なっただけだろう。ところが忘れ物は情けなくなるほどの単純なミス、振り返って見れば、その時何を考えていたのか思い出せない。

　　旅行会社を経営していたので、旅行中の盗難紛失は人より敏感に反応する。如何すると物を忘れ易いか、何処で気を抜くと盗られる可能性が高いか。その場合、出て来る可能性を考え、探すか諦めるかを決めていた。

　　３０年近く前、客をマニラ空港まで送って行くと、空港の入口で子供達に小銭を強請られた。振りきってゲートまで行くと、客の１人は後ろポケットの財布が無いと騒ぐ。パスポートが有ることを確認して、子供達を探しもしないでチェックインさせたら、帰国後怒鳴られたことが有った。

　　お前の所は客が財布を盗られても、盗った相手（子供達）を探しもしないのかと言われる。失くし物なら時間の許す限り探しますが、盗られたのなら相手は逃げるので難しい。その時は出発間際で飛行機は待ってくれない、短時間で何が出来ますかと答えた。

　　常夏のフィリピン観光なら、上着を着ることもないので、スラックスの後ろポケットへ財布を入れたくなる。まして長財布なら、盗ってくれと言っている様なモノだ。香港では後ろのポケットは他人のポケットと言われ、警察に被害届を出しても笑われるだけと聞いた。

　　それだけで無く、フィリピン滞在中の注意にも書いていて、必ず説明している。ところが帰国寸前で気を許したのか、それとも癖なのか判らないが。子供達に纏付かれ簡単に盗られ、気が付いたのは空港に入ってからだった。これと似た様な状況を金浦空港で経験して、今回は出て来ないと諦めてしまった。

　　　　　

　　先月のソウル行きは日本海側を廻る初めての旅、何時も以上に盗難紛失を気にして、何も問題無く帰国の金浦空港に付いた。空港へ来てしまえば勝手知った領域、チェックインを済ませて、プライオリティパスとＫＡＬ（ＪＡＬで利用）のラウンジへ寄った。

　　その後、空港内でブラブラして搭乗ゲートへ向かう。ＪＡＬの機内に入り、パスポートをパスポートケースへ入れようとしたら、パスポートケースが見付からない。ここで真っ青になったのは、パスポートケースの中に入れていた物を考えていたからだ。

　　この時、パスポートケースの中に入っていたのは、ＪＡＬＪＣＢカード・ＡＮＡダイナースカードなどクレジットカードが４枚。そして現金はピッタリ１００万円入っていて、何度探しても見付からないので、ＣＡに訳を話すと、外と連絡してくれた。

　　一度閉じられた搭乗口を開けてくれて、日本人の地上職員に訳を話した。と言っても一度搭乗してしまえば降りることは出来ない。頭の中はクレジットカード４枚と、１００万円が無くなることを覚悟し始めた。長くなったので明日に続く。

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　マニラ・東京を毎月往復するなら、今は格安航空（ＬＣＣ）を利用すれば好い。成田からの便数も増えたし、不便は無かろう、と考える人は多いと思う。荷物の量や時間帯を考えると、ＪＡＬやＡＮＡ・ＰＡＬを利用したくなる。

　　当初はそんな考えで料金の安かったＰＡＬを、５〜６年前まで利用してきた。ま〜ＪＡＬは高いし、ノース（デルタ）は時間帯が悪い。ところがＰＡＬの接客（地上職員）の悪さに、嫌気がさしたしたら、後はＪＡＬに乗るしか選択はない。

　　ＪＡＬに乗ってしまうと、機材の悪さを省けばサービスは好い。特に地上職員の接客の差は、機材の好いＡＮＡに乗っても不満を感じる。マニラ・東京をマニラ発券で買うなら、ＪＡＬに乗ってもビジネスも安く買える。

　　当時、ＪＡＬとＰＡＬのビジネスは、２００ドル前後の違い。気分良く乗れるなら仕方が無いと諦め、ＪＡＬに乗る様になると、ステータスで貰えるマイレージ数が大きく違う。去年はアップグレードのマイレージ半額プロモ、旨く利用すると７００ドル前後で乗れた。

　　今年４月の料金改正で、アップグレードは２００ドル値上げだ。そうなるとアップグレードを使うより、ソウル発券の方が、ＦＬＹ ＯＮ ポイント稼ぎも出来て安い。そこで東京・マニラのビジネス格安航空券を求めて、ソウル発券（ソウル・東京・マニラ）を利用している。

　　ソウル日帰りなら好いが、１泊か２泊してしまうと、マニラ発券と変らない金額になる。それでもＦＬＹ ＯＮポイントは大きく付き、マイレージ数も３往復すると、１往復分の無料航空券が稼げた。

　　この計算で行くと、マニラ東京往復分の１５００ドル（マニラ発券）で比べたら、マニラ発券は無料航空券分を引いて、１１４３ドルの計算になる。ソウル発券なら同じ計算で７００ドル、あくまで無料航空券を１５００ドルと計算してだが。１回分の金額なら、ソウル発券９００ドルで、マニラ発券なら１２６０ドルの計算になる。

　　日帰りせずに差額３６０ドルで、ソウルを愉しむのも悪くなく、単純往復のマニラ・東京に厭きていた。趣味と実益を兼ねてソウル発券ＪＡＬや、キャセイで香港経由を利用すれば、ＪＡＬのステータスダイヤモンドも軽く達成できる。達成するなら暖かいときはソウル発券、寒くなれば沖縄と考え先月ソウルへ行ったが。

　　　

　　もう一つソウル行きの目的は、ソウルへ置いてある預金を日本へ持って来ることだ。韓国独特のチョンセ（保証金）で部屋を借りいたので、家賃や固定資産税などはない。管理費を払うだけの気楽な賃貸と、喜んで契約したら、円高になって慌てた。

　　１万円が１６万ウォンになった時は４０％の損害、３年前チョンセを解約して保証金を帰して貰っても、日本円に変えてしまえば３０％の損害になった。そこでウォン高円安を期待して、金利の高い韓国の銀行に定期預金で預けていた。

　　運良くウォン高になったので、日本へ送金したら１年の限度額で、全ては送金できない。そこで持ち出し限度額１回１万ドル（１０３万円）を利用して、ソウルへ行く度に１００万円を日本へ持って帰っている。

　　ソウルへ行く時は日本円を持って行かない、現地ではウォンを使うので両替することもない。そう考えれば気楽なソウル旅、日程を終えて金浦空港で気が緩んだのか、考えられない大ポカをしてしまった。

　　持ち物検査で何も言われなかったときに、何となく可笑しいと感じていたが。まさかパスポートケースを置き忘れているとは、旅行の習慣を考えても理解してない。パスポートケースと言っても、家内からプレゼントされた財布兼用の物。中には旅行中使用するクレジットカードや、色んな国も紙幣も入れていた。

　　１００万円なら文句もないと、堂々入れていたら、肝心なパスポートケースが機内で見付からない。チェックインのときに鞄にしまえば、パスポートケースを出すのは、機内でパスポートを入れるときまでない。そんな習慣が今回アダとなって、忘れたことを気付かなかった。

　　このとき地上職員とＣＡの対応は素晴らしく、あ〜何に不満を感じてもＪＡＬを選んで良かった。もし遺失物が出て来なくても、対応の良さで気持ち良く、諦めるしかないと思った。素晴らしい対応は明日へ続く。

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　　ブログを始めるとき自主規制にしたのは、個人を特定できる人の悪口・批判を書かない。企業（店）の悪口・批判になるとき、小規模は除外する。家族の秘密や動向は書かないし、自虐ネタや女遊びも最小限にしよう。と決めて記事を書いて来たら、業界大手に厳しいブログになってしまった。

　　マニラ暮らしの中で関わる大手と言えば、ＰＬＤＴやスマート・グローブなどの通信会社。飲食店は日本橋亭グループや、日本から進出した業界有名店。ＫＴＶも行き付けのアップステージグループしかなく、このグループに手厳しいプログと、言われたこともある。

　　企業の中では何と言ってもＪＡＬ、嫌でも毎月利用しているので、アラ探しなら幾らでも出て来る。乗るのが憧れだったＪＡＬから、倒産まで利用すると、昔と比べ今のＪＡＬに不満たらたらだ。ところがＡＮＡやＣＸを利用する度に、ＪＡＬで仕方ないかと感じている。それなら昔のＪＡＬが素晴らし過ぎたのか、他社と比べるのでなく、昔のＪＡＬと比較していた。

　　マニラ・東京の機材だけを考えれば、最低のビジネスクラスと言えよう。機内食にしてもファミレス以下になり下がり、東京・ソウル線何かシャンパンも置いてない。と不満を書いて行けば切りが無いＪＡＬ、これも全て昔のＪＡＬと比較していたんだろう。

　　　　

　　物を忘れた失くすと人間ポーするのは、何が何だか現因を思い出そうとしている。その時話しかけられると、間違った返事をしてしまい、傍から見ると狼狽えてい様に見えるらしい。丁度、パスポートケースを失くした時が、そんな感じだったと思う。

　　搭乗口が閉められた時に気付き、慌ててＣＡへ忘れたことを説明しながら、何処に忘れたか、それとも落としたか必死に考えている。これは金額の問題でなく、失くした事への反省や、見付からないときの損害も、頭の中を駆け巡っていた。

　　このとき、ＪＡＬの地上スタッフとＣＡの対応は素晴らしく、帰国後直ぐにプロク記事にしようと思ったが。自虐ネタは読む人に取って面白くても、他人の不幸は蜜の味的で、笑われるのがオチと書くのを躊躇い。帰国の前になって、好いことは好いことで書こうと決めた。

　　一昨日の記事「二度あることは三度」で、旅行会社を経営していたときに、マニラ空港で客が財布を盗られた。その対応とその後の返答を載せたが、ＪＡＬの対応に比べたら、お粗末過ぎて人間性を疑られてしまいそうだ。

　　当時（３０年前）のマニラ空港は、空港の中へ入れば出るのは面倒だ。１０数人の客の搭乗手続きをしている最中に、財布を空港の入口（外）で盗られたと言って、何が出来ると言う物じゃない。まして出発時間はギリギリまで迫っていて、盗った相手（子供）を探すなら、もう１泊しますかと言う他はなかった。

　　例え泊ったとしても、出て来る可能性は０に等しい。まして外へ出て警官かカードマンを探し訳を説明しても、逆に彼らに盗られる可能性は高い。無駄な努力をして、他の人の出発まで遅くなり、万が一乗れなかったら、如何しようかと考え、知らんぷりをした。

　　対処は仕方無かったとして、心遣いが足りなかったことを、今回シミジミ感じる。一度閉ざされた搭乗口を、ＣＡは交渉してくれて、地上職員を呼んで開けてくれた。簡単なことに見えるが、他社なら難しくて出来ないだろう。

　　次に地上職員は忘れたと思われる場所を聞き、羽田到着までに必ず連絡するという。これは他社でも同じ対応だと思うが、ＪＡＬの素晴らしさはＣＡの対応で、機内食などが終わった後。女性パーサーが席に来て、住所などの連絡先を教えてくれと言われた。

　　金浦空港を飛び立って１時間以上なので、失くした事への狼狽はない。そこにパーサーから連絡先を聞かれ、彼女も金浦と連絡して、その後が判れば個人的に知らせてくれるという。会社内部からの連絡なら、直ぐには難しいだろうと気を使ってくれた。

　　これが外国の航空会社なら、煩わしいことに関わりたくないとするだろう。このときの心遣いは嬉しく、帰って来なくても仕方が無いと思うようになった。失くしたことに関して吹っ切れてしまえば、オヤジギャグで笑い話が出る。見付からなくても慰めで、一緒に食事してくれるなら、電話ちょうだいと笑わせた。長くなったので続きは明日へ

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昨日のマニラ湾夕昏と今朝を載せてます。美しいと思った人、天気の参考になった人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。（笑）


　　ソウル金浦から羽田へ向かう便の中で、忘れ物・失くし物をした気分は好い訳はない。帰って来ないことを考え、悪用されそうなクレジットカード会社へ、連絡することも必要なら、他の物は何が入っていたのか考え込んでしまった。

　　頭に浮かぶのは現金１００万円とクレジットカード４枚、フィリピンの退職者カード（ＳＲＲＶ）も入っていたな。マニラへ行くとき見せないと、チェックインと入管で言われそう。あ〜そうだ、ソウル発券だから帰りを持っている。クレジットは悪用されても保険が効くけど、退職者カードの再発行の方が面倒だ。

　　それに紛失届を出さなければ、失くしたのが金浦空港で、身体は羽田なら何処へ出すのか判らない。思案している内に、堂々巡りが繰り返され、何処で失くしたか、それとも落としたか悩む。解けないパズルに嫌気が刺し、酒でモヤモヤを紛らわせていた。

　　人間他に考えることがなければ、喪失感から解放されないと悟る。ところが羽田に着いてしまうと、ＪＡＬの職員から名前を呼ばれるまで、失くしたことはスッカリ忘れている。機内でウトウトしたときに、夢に変っていたのかも知れない。

　　現実は現実、職員に呼ばれ、色々な書類に連絡先を記入しながら、半分以上諦めているので、無駄な手続きにみえる。カードを悪用されたときに必要だから、と自分に言い聞かせ、何枚もの書類に記入するのは惨めだった。

　　こんなときにバスで帰るのは余計惨め、とは言って現金は数千円しかない。財布に入れていたクレジットカードをタクシーに見せて、使えることを確認してタクシーに乗る。何となく博打に負けてオケラ街道を歩く、そんな惨めさに似ているが、タクシーに乗ることで避けられた。

　　　　　　

　　考えて見たら、旅行中失くした金額としてはトップか。そう言えば３０年以上前、香港の啓徳空港でポーチを置き忘れたことが有る。両替の仕事をしていた頃で、中にパスポートと４万米ドルが入っていた。

　　このときはチェックインカウンターで、モタモタしていて失くしたようだ。ポーチを探していたら、館内放送で名前を呼ばれ、空港内の警察に行くと、香港人の学生が届けてくれていた。中を見ないで届けた様で、御礼を上げても受け取ろうとしない。見るに見兼ねた警官から、受け取る様に言われ御礼を受け取ってくれた。

　　あのときに比べたら、今回は大したことないと自分を慰める。ポーチが戻るまでの２０分ぐらい、途方に暮れたことを考えれば、パスポートが有っただけマシかも知れない。日本へ帰って来れたのだから、諦めるしかないと自分に言い聞かせた。

　　これ以上考えるのは止めようと決め、翌朝、ブログ記事に試行錯誤しながら、終わったらクレジット会社へ連絡することにした。ここでも人間不思議なモノで、他人に対しては的確なアドバイスをするのに、自分のことになると焦ってしまう。そんなことを思い知らされたのが、今回の手続きだった。

　　翌日になってもＪＡＬからの連絡はなく、１００％諦め始めた午後５時頃。羽田のＪＡＬから連絡が入り、金浦空港で見付かり、ＪＡＬ金浦空港事務所で預かっているという。ただ、日本へ送ることが出来ないので、誰か空港まで取りに来てくれないかと言ってきた。

　　金浦のＪＡＬ日本人職員と搭乗口で話したとき、見付かったら速い便で日本へ送ってくれると言われた。金浦から送れないのは、現金１００万円があるため、持ち出し制限ギリギリなら、ＪＡＬのスタップは持ち出せないようだ。

　　８月２４日に金浦へ行く便を抑えていても、約１ヵ月は長すぎて事務所の中で預かれない。知り合いに取りに来てくれないかと、逆に御願されてしまう。誰かに頼もうとも考えたが、私としてはＪＡＬの事務所で預かってくれるのが一番好い。

　　すったもんだの挙句、２４日まで預かってくれることになり、明日、金浦へ行って受け取る予定だ。物を忘れるのに凝りた筈が、翌日は銀行のＡＴＭにパソコンを忘れる。数分差で交番へ届けられてしまい、交番でも返却書類を書かされた。

　　マニラへ帰って来る成田空港でも、ブログを更新するためＪＡＬファーストラウンジに、パソコンを持ち込んだら、マウスを忘れてしまう。３件の忘れ物は全て運良く見付かったが、ここまで来るとボケて来たなと言うより、痴呆症の検査をした方が好いと思った。

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今月のマニラ湾夕暮れ、船が多く見えます。
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　　選挙のたびに死傷者が出て、莫大なお金が掛かるフィリピン。相手を殺してしまえば、一番安いとも言われている。そこまでして長に成りたがるのは、フィリピン自治体の力は強いし、例え市長にしても権限は大きい。

　　任期６年のアキノ大統領も後２年を切り、次期大統領戦の話題で囁かれているのは。法律を変えて続投（再選）を認める案に、野党勢力は警戒を強めている。ま〜大統領の再選は、与党でも反対者が多いので、実現しないだろう。

　　ただ、２年後の選挙に絡んでいると、噂されているのがマニラ市のトラック規制だ。今年の２月２４日から始まった規制も６ヵ月で、マニラ港のコンテナは満杯状態。近くに暮らす者に取って、渋滞の少ないロハス通りに良さを感じていたら、道路の補修が始まると大渋滞になってしまった。

　　また、早朝から通行可能な１車線へトラックが並び、クラクションや大音響で音楽を流すので煩い。それとマニラ湾の景色も、コンテナ船の多さで変わり始め、規制前は１０隻程度が見えていたのに、今では１００隻以上が搬入を待っている状態だ。そのために、真っ暗だったマニラ湾の夜景も、停泊する船が増えた分綺麗になった。

          　　
去年の３月のマニラ湾風景、船は少ないですね。

　　私に取ってトラック規制は悪くない、ロハスが混雑してもタフトを通れば好い。朝の一時煩くても、夜景が綺麗で楽しめる。と歓迎していたら、マニラ港の麻痺が始まり、物流が止りだした。日本米不足だけでなく、輸入食材が入ってこない。それだけでなく、日本レストランや在住者のバリックバヤンＢＯＸまで、到着に倍以上日数が掛かるようになった。

　　私のように、月一で日本へ帰っていると、米から味噌まで日本から持って来る。こう言う環境の人はフィリピンに少なく、大抵の在住者は船便を利用して物を運ぶ。特に日本食材を大量に使う店では、バリックバヤンＢＯＸの存在は大きい。これが遅れるようになると、日本食材店の商品が枯渇する。

　　風が吹けば桶屋が儲かる方式で、大きく影響が出ている。マニラ湾のウォーキングロードを認めない、アキノ大統領に対し、選挙公約の面子を潰されたエストラーダ市長（マニラ市）。盟友のビナイ副大統領と一緒に考えた、嫌がらせの妙案かも知れない。

　　私に取って好いことは、全ての人に好い訳ではない。煩くて辟易していたマニラ湾のウォーキングロードも、無くなってしまうとマラテに浮浪者が増え、繁華街は壊滅状態に陥る。ウォーキングロードが無くなって、マラテに浮浪者が増える図式も、風が吹けば方式になる。

　　ウォーキングロードが無くなると、店から依頼され取締りをしていた警官は、金にならないので知らん振りする。店が撤去された場所に浮浪者は集まり、マニラ湾の散歩コースは終ってしまった。貰いがすくなっなった浮浪者は、マラテの繁華街へ出没して、観光客に小銭を強請る。そうなると風紀は乱れ治安は悪くなり、客は寄り付かなくなる。

　　今回のトラック規制も似た様なもの、全てのコンテナがトラックで運ばれるフィリピン。そのトラックに規制を掛けて、動かなくしてしまえば、マニラの物流と経済はストップする。経済成長が悪くなれば、大統領の人気に陰りが出る。折角フィリピンが見直され始めた矢先、選挙を見据えた嫌がらせに、つくづく発展しない国だと思った。

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　　今回の帰国シリーズは、コストパフォーマンス（コスパ）の好いマニラ生活を書こうと決めて、何を基準に考えたら良いのか迷う。コスパに対しての考えは、何を基準にするかで変わってきて、私に取ってのコスパは誰に共感されるのか疑問だ。そんな生活できないよと、言われてしまうかも知れない。

　　帰国シリーズの３月「那覇と比較したら」、４月のＫＴＶは関係ないとして、５月の「退職者に辛い」６月は「生活費の勘違い」で、マニラなら物価が安いと言う間違った情報に警告を鳴らした。７月は何が良くてマニラへ暮らしているのかを、弁明と自戒の念を込めて書いた心算だった。

　　ではどの程度の生活費ならどんな暮らしが出来るか、と聞かれたら価値観の相違も在るので難しい。収入にしても一定でなく、毎月使える金額は各々違う。そこで考えたのは日本人の平均年金額、色々調べると月額で約１９万５千円（約８万２千ペソ）らしい。

　　私の信条は収入以上の生活をしないこと、家内と一緒になって収支がマイナスになった月は少ない。と言うより大きな買い物（不動産や車）した月以外、思い当たらなかった。マイナスが無い生活をするからと言って、特別気を使った経験もない。その考えは今でも変わらず、マニラで暮らしている友人や、他の海外生活をしている人にも同じ話をしている。

　　１ヶ月の生活費が１９万５千円（約８万２千ペソ）なら、どんな生活が出来て楽しめるか。日本と比べて何が好いのかを、今回のテーマにしようと考えた。ただ、今回の帰国もソウルへ滞在している。一昨日、ブログに書いた失くし物を受け取るのと、ＪＡＬのステータスが今回の日程を消化してマニラへ帰ると、１０万ＦＬＹ ＯＮ ポイント（ダイヤモンド）を突破する。そのことを先に記事にすることにして、受け取るまでの経過を書くことにした。

　　　　

　　先月の韓国旅行最終日に、金浦空港で現金１００万円入りのパスポートケースを、プライオリティパスかＫＡＬ（ＪＡＬで利用）のラウンジで忘れたか、それとも落とした。運良く見付かりＪＡＬの金浦事務所で預かってくれることになった。

　　昨日、金浦空港のＪＡＬ事務所に行けば、パスポートケースを返してくれることになっていたが。空港内のＪＡＬ事務所の場所も判らない、どの様な手続きをするのかも定かでない。パスポートケースは見付かり中身の無事を確認しているが、不安な気持ちで羽田空港のチェックインカウンターへ向かった。

　　ま〜事前に聞いていたＳさん（韓国人スタッフ）を訪ねていけば、問題ない筈だけど、間が１ヶ月もあいていると不安を感じる。今回、警察に届けて貰わず、ＪＡＬ事務所で預かって貰ったのは。警察なら１ヶ月も経つと本部へ物が行ってしまい、受け取るならソウル市江西区（金浦空港所在地）の警察か、遺失物センター（多分在ると思う）まで行かないと帰って来ない。その点、ＪＡＬ事務所で預かって貰った方が、面倒がなくて楽だった。

　　羽田でソウル行ＪＡＬ０９３便へチェックインすると、ＪＡＬのスタッフは金浦で忘れ物を預かっていることを知っていた。あ〜私の情報の中に在るのか、何処へ行けばいいのか聞くと、多分、係りの者が待っていると思いますから、金浦へ行ってくださいと言われる。

　　９３便に乗って金浦へ着き、搭乗口でドアが開くのを待っていると、女性パーサーから出口でスタッフが待っていると言われ、パーサーも知っていることに驚く。出口の前には私の名前を書いた紙を持っ、ＪＡＬスタッフの出迎えを受け、事務所の場所を教えてくれた。

　　その後、入管・税関検査を受け、空港建物の出発口付近にある、ＪＡＬの事務所へ向かうと、先に連絡があったようで直ぐにパスポートケースを返して貰えた。そこで本人確認もしないのを見ると、羽田空港のチャックインから、機内・搭乗出口と全て事務所に連絡が入っているようだ。

　　ここまでスムーズにことが運ぶとは、思ってもいなかったので、手際と連絡の良さに驚く。ここで日本から持って来た素麺と冷麦を御礼に渡し、今回の件は全て終わった。歳を取って行くと、物忘れと忘れ物は避けられない。今回みたいな幸運は、次は期待しない方が好いと思った。

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　　ソウルへ滞在していて感じるのは、円安・ウォン高の脅威に他ならない。フィリピンにしても一時期１万円は５５００ペソ、現在は４２００ペソの円安になっている。目減り率２３.６％でもウォンなら３９％、同じ金額を払うにしても、ペソで１.３倍・ウォンなら１.６３倍の日本円が必要だ。

　　つまり日本の収入１９万５千円（日本人の平均年金月額）で暮らしていたら、円高と今では使えるお金が違う。前まで月１０万７千ペソで生活していたのに、今なら８万４千ペソでやり繰りしなくてはいけない。韓国はもっと悲惨で、３１２万ウォンは１９３万ウォンまで目減りしている。

　　こんな時に日本の収入（年金など）を当てにして、外国へ暮らのは馬鹿じゃないかと言われそう。それも年々下がって行きそうな、日本の収入を計算してなら無謀かも知れない。でも翌々考えれば円高は一時の夢（為替バブル）、私がマニラでコンドを購入したとき、１万円は４千ペソを切っていたし、ウォンも８万ウォンで１ドル１２０円だった。

　　そのころに比べると、まだまだ円高に感じる。為替のことを考えたら、何時かは日本へ帰るしかない。三丁目の夕日世代にとって、治安や衛生状態に不安のないのも、何となくもどかしい。昔の雰囲気のあるフィリピンに住み、長閑に暮らしたいと、日本を逃げだしてくる人は増えると思う。

　　　　

　　そこでマニラへ暮らす生活費を、年金月額１９万５千円として、どんな暮らしが出来るのか。具体的な内容で考え検証してみるには、架空の人物を作り出すしかない。略歴は平均的なサラリーマン、何故か独り者で考えて見た。

　　フィリピーナの奥さん（彼女）がいる人と、独身独り者では全く違う話になる。同じ土俵で生活費を考えるには、話が広くなりすぎて纏まらない。今回は独身で年金か定額の収入がある人、そしてマニラへは観光ぐらいしか来たことがない。そう言う人がマニラへ暮らすなら、どんな問題と生活費が掛かるか考えて見る。

　　観光でマニラへ遊びに来ていた時はお客さん、暮らすとなると同じ感覚では難しい。治安や安全性を考えれば、直ぐにコンドを借りるのも無謀かも知れない。そこで３０数年前、マニラへ暮らそうとして、私が初めて来た時を思い出してみた。

　　旅行会社を経営していたので、最初の１ヶ月はフィリピンブラザーホテルへ無料で泊まれた。上得意の旅行会社・社長へ、フィリピンブラザーが出せる最長の無料宿泊だ。年に２〜３回は泊まって良いですよと言われ、最初の１年で３回（３ヶ月）宿泊した。後はリージェンシー（現ヘルテージ）やラマダ、マカティのホテルも泊まったことがある。

　　現在でも長期滞在の優遇は有るはず、当時は１０万円以下で１ヶ月借りられ、ランドリーやレストランなどもディスカウントになった。今でも中堅クラスのホテルなら、月１０万円前後で借りられるところもある。

　　フィリピン・マニラへ慣れることを考えたら、最初から部屋を借りるのは得策ではない。つまり、最初の１年はマニラ仮免生活、月額８万４千ペソとして、コンドを借りたら約１万５千ペソ（部屋代・光熱費）、ホテルを借りた差額約３万ペソ（７万円）は、余分に計算しなくてはいけない。

　　この利点は何時でも撤退できて、住みたいと思ったところを体験できる。マニラは自分に合うか合わないか、治安が好いと言われるセブやダバオへ住んで見るのも好い。私も今、フィリピンで暮らすなら、ダバオへ行って見たと思う。とは言ってボラカイやボーホールなど地方都市は、退屈すぎて飽きてしまいそうだ。

　　現にレイテ州タクロバンやボラカイで、１週間以上暮らすと、何もなくて気が狂いそうになる。新宿や銀座のネオンで育った人間には無理かも知れない。ただ、人それぞれなので、１ヶ月ずつ経験するのも悪くない。ま〜１年くらい１ヶ月単位で生活してみると、自分に合ったところが見つかるはずだ。

　　仮免生活を何時まで続けるかは、その人の適応性が大きい。何を楽しみに生活するかで、必要なことを明日の記事にしたい。続く

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　　何に希望を抱いてフィリピンへ来るのか、目的は何なのかによって、自ずと生活は変わってくる。暖かさ・スポーツ・ＫＴＶ・女、日本では高価な世界が、フィリピンでは楽しめそうだ。ま〜日本で１９万５千円（日本人の平均年金月額）の暮らしをしていたら、何回ゴルフやＫＴＶへ行けるか判らない。

　　そうでなくても時間だけは余裕のある退職生活、退屈を紛らわせるのがＴＶ・ＰＣと晩酌では飽きてしまう。夜な夜な近くの居酒屋で、オダを上げても集まる相手は減ってくる。こんな筈では無かった、何のために働いて来たんだろう。もっとバラ色の世界を夢見ていたのに、現実は愚痴を言う相手ですら居なくなる。

　　先日、マラテの通称パッキャオビル（マラテ・ベイビーマンション）へ部屋を借り、マニラへ長期滞在をしようとした友人。運悪く借りた翌月から日本の病院暮らしで、肺がんと脳溢血の治療をしている。彼が目指したマニラ暮らしは、私と同じ生活だった。

　　長年マニラへ毎月遊びに来ていて、ある程度マニラの事情を知っている。それでもコンドを買わず借りたのは、資産を持つだけの価値が有るのか悩んだからだ。彼が考えたマニラの生活は、趣味のカジノを省けば生活費２０万円前後（家賃は別）。目的はカジノ・女・プールで、毎日のようにカジノへ行き、プールで読書と女遊びを楽しんでいた。

　　こんな生活をすれば、月５０万円でも心もとない。ただ、カジノを計算に入れなければ、２０万円で十分楽しめる。女遊びと言っても毎日でなく、日々プールで過すので金は掛からない。

　　カジノが好きなところだけ省けば、理想のマニラ暮らしをしている。その２０万円の内訳を考えて見れば、殆どが遊興費と食事代だ。彼も車を所有して運転手を雇っているが、車に掛かる維持費以外何もない。　

　　部屋代を入れなくて２０万円なら、１９万５千円（日本人の平均年金月額）で収まらないと言われよう。実際に最低限掛かる費用は別として、遊興費を調節すれば、幾らでも２０万円以下の生活が出来る。現に私ですら、ＫＴＶ遊びの倦怠期は、運転手やメイドの給料以外、幾ら使ったのか計算しても、１０万円くらいで生活していた。

         

　　ゴルフやＫＴＶが好きだといっても、住んでしまえば厭きるもので、毎週ゴルフ一回とＫＴＶ２〜３回なら生活費２０万円以下で収まる。観光客と違って、在住者が払う遊興費は半分か三分の一。ただ、在住者の生活をするために必要なのは、一番はタガログ語を覚えることだ。

　　そんなことを書きながら、私自身一度もタガログ語の勉強をしたことはない。その分、余分に費用が掛かっていることは自覚している。もし語学が堪能なら、フィリピン人に近い感覚で暮らせたと思う。そうなると２０万円以下でも、余裕の暮らしができる。

　　タガログ語を習うといっても、働くわけで無いから、日常会話が理解できる程度で好い。敬語や文法を習うこともなければ、読むだけならローマ字に近いので楽に覚えられる。ある意味では簡単な外国語で、難しく感じるのは、丁寧に話そうとするからだ。

　　私がタイを退職生活先に選ばなかったのは、言葉は兎も角、字は全く理解できない。その点、簡単なタガログ語と英語の単語で暮らせるフィリピン、還暦過ぎた人でも覚えるのは難しくない。ただ、日本のフィリピンパブ通いで、言葉が喋れると思ったら大間違い。

　　フィリピンパブで働くフィリピーナは、タガログ語圏の子は殆ど居ない。日本で覚えるのは出身地の違いで難しく、フィリピン・マニラへ来てから習うことを勧めたい。マニラ仮免生活で大切なのは、言葉を理解することだと思った。

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　　経済大国でインフラ・治安が好い日本、旅行サイトを運営するトリップアドバイザーの調査アンケートで、「旅行者による世界の都市調査」１位の東京。例え東京に暮らしていない人でも、世界と比較したら日本の方が住み良い。何も治安が悪く、食事は高くて不味い。不衛生なマニラへ、移住を考えるのは馬鹿げている。

　　ところが昨日乗ったタクシーの運転手に、マニラへ住んでいる話しをすると、好いですね、憧れてしまうという。平均的な日本人男性は疲れているのだろう、６才から教育を受け、定年まで我武者羅に働く。それでも足りないのか、昨日４回乗ったタクシーの運転手は全て還暦を越えていた。

　　中でも大手タクシー会社の運転手は、還暦を過ぎているのに新人の腕章を巻いている。働く働かないは経済的な問題から、人生観の違いで仕方ないとして、働かないと決めた人ほど外国暮らしを考えるようだ。

　　　　

　　周りを見たら全て裕福に見えてしまうのか、マニラなら今の収入でも惨めに感じない。そうやって考えると、比べられることの少ない。マニラなどの開発途上国は、心の焦りを感じない分、落ち着いた暮らしが出来るのかも知れない。

　　会社時代は経費で飲み歩いたのに、自腹になれば月一軒でも飲みに行けない。そんなところへ行ったら、１回か２回で年金（月額）は飛んでしまう。とは言って慣れ親しんでしまった繁華街通いは、簡単には止められない人が多い。

　　まだ人生を楽しみたい人に取って、マニラは黄金郷と思う。現にマニラで遊べは、日本の五分の一か十分の一で好い。大盤振舞えさえしなければ、毎日でも遊んでいられる。１９万５千円（日本人の平均年金月額）の収入が、１００万円にも感じられるマニラだ。

　　ただ、安いのはＫＴＶなどの飲み屋とフィリピーナ、後は部屋代くらいしかない。日本人が好む食材は高いし、治安を考えれば移動するのは高く付く。独身・月１９万５千円の収入でマニラへ暮らす、サラリーマンを架空の人物としたのは、たまたま、ブログの訪問者と川崎レストランで御会いしたからだ。

　　平均的な年金を貰える人ほど、退職金などの資産を持っている。話を聞いていると飲食店などへ、出資を考えているようだ。マニラへ来たばかりの人は、飲食店の経験がなくても出資したがる。そしてフィリピーナの彼女を、探そうとしていた。

　　あ〜あ〜、仮免生活中は何もしないのが好いのに、退屈と焦りから別収入を得よと考える。簡単に稼げるなら、他人と一緒に商売する人はいない。まして右も左も判らないのに、誘われて金を出すのは危険極まりない。金を貸すことや出資するのと、女に深入りするのは仮免期間中は止した方が好い。

　　私は退職者ビザ（ＳＲＲＶ）を取得して１４年目、フィリピンへ来るようになって３５年になる。その間、知人や友人へ金を貸したことはあるが、店を出すからと言って出資したことはない。ところがスタームービーカフェの腐れ縁で、川崎レストランへ出資して顧問も引き受けている。

　　日本の飲食店を何軒も働き、そして経営していた経験が在っても、マニラの飲食店だけは関わりたくない。そう思って相手にしてなかったが、店を開けても客が入らない窮状に、口も出す代わり金も出す羽目になった。

　　これが全く知らない商売なら、金を出すこともなく、知らん振り出来たと思う。平均的なサラリーマンなら、飲食店の経験など有る訳がない。そうでなくても何かと制約のあるフィリピン、そう言う事も理解してから、何かを考えても遅くないと思った。

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　　人間１人で生きて行けないことを、海外で暮らすとしみじみ感じる。海外移住を決意して実行しても、仕事をしないで生活した経験が無い人は、友人を作るのも苦手なようだ。大抵の人は僅かな伝手（コネ）を頼りに、マニラで暮らそうと考えている。

　　そんな僅かなコネと言えば、会社関係で知り合った人ならまだしも、フィリピンパブや観光客の時のコネしかない人が多い。ま〜一言で表現すればお客さん、それ以上でもなければ、それ以下でもない。この関係は何年経っても変わらず、彼らにすれば鴨ネギにしか見てない。

　　フィリピンパブで知り合ったジャパユキや、観光客の時のガイドやポン引きに取って、質素に生活すると断っても、観光客時代と同じ扱いをする。つまり、聞く・頼む・教えてもらう全てが有料で、それらが彼らの収入になっていた。

　　お客さんでも無ければ鴨ネギでもない、金の卵を産まなくなった人に、誰が親身になってくれるか疑問だ。前なら通訳を喜んで引き受けてくれたのに、買い物も嫌な顔せず付き合ってくれた。お客さん時代の思いから、彼らが助けてくれると勘違いしてしまう。

　　　

　　４０年以上付き合いのある友人（旅行会社経営）から紹介され、マニラ生活のアドバイスをしたときに、変な所へ部屋を借りようとしている。話しを聞いてみると、フィリピンパブで知り合ったジャパユキの紹介という。友人へ電話して内容を話すと、チョット痛い目に遇った方が好い。ただ、大きな損害にならないように、アドバイスして欲しいと再度頼まれた。

　　誰もが経験する痛い目、飛んで火にいる何とか。日本で知り合ったときのコネを信じて、遮眼帯になってしまった人へ、何をアドバイスしても遅かった。あの子は蓮っ葉に見えますよ、もう暫くホテル住まいでも好いじゃ在りませんか。否定すれば否定するほど、ムキになってジャパユキを庇い、その内連絡してこなくなった。

　　後で友人に聞いたら、部屋を借りる金（１年分プラス敷金２ヵ月）と家具を買う金をジャパユキに渡したら、そのままとんずらされてしまう。本人も恥ずかしくて、被害額は教えてくれなかったが。２〜３００万円くらい渡したのではないかと、友人は察していた。

　　そのくらいで済めば好い経験でしょう、陸に上がったカッパ娘（ジャバユキ）へ金を渡した話は、好い援助になったのではないかと笑う。陸とは無論フィリピンのこと、上がったは帰ったことを示した。ジャバユキをカッパ娘と表現したのは、もう稼げないことを言い表している。

　　稼げなくなったフィリピーナに、大金を渡せばＦａｃｅｂｏｏｋは閉じて、携帯のＳＩＭを交換するだけで知らん顔できる。現在フィリピンで稼げない筆頭は、元ジャバユキだけでなく、日本人用ガイドとポン引きも似たようなものだ。ＫＴＶか飲食店でも開いてくれる人を、必死に探し生活の糧にしようともがいている。

　　マニラ暮らしの難敵は孤独との戦い、仮免期間中ホテル住まいを勧めるのも、嫌なら何時でも帰れる心の余裕が大切だ。毎日、決まった店へ行き、常連になれば友人も出来易い。ただ、友人を作るにしても、２〜３ヶ月観察すること勧めたい。

　　何と言っても生活するのが大変なマニラ、楽に暮らしている人は誰なのか判らない。ゴルフ場でも居酒屋でも、直ぐに仲良くなるのは危険が伴う。数ヶ月以上掛けて気の合う友人を見つけるまで、孤独との戦いは続くと思った。

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　　昨日は病院を４軒廻る予定でいたら、友人の入院先（お見舞い）は行かなかった。歯の治療・ＣＴ撮影・薬を貰う病院と、３軒廻って自宅に帰ると疲れがドット出る。昔、会社があった池袋の３軒なら、タクシーで廻るには近過ぎる。トボトボ歩いたので、好い運動になった代わり疲れてしまう。

　　最後に行く予定だった板橋の大学病院、入院しているのは、先日通称パッキャオビル（マラテ・ベイビーマンション）へ部屋を借た友人だ。肺がんと脳溢血を治療していて、長期入院になると思ったら、来月初旬にマニラへ来れる話へ変わった。

　　　一週間もしない内にマニラへ来るなら、ワザワザ見舞えに行くこともない。それにしても日本の病院は治療が早いと驚く、ただ、マニラへ来れると言っても、車椅子は必要らしい。肺がんと脳溢血の治療で７月９日に入院して、約２ヵ月で退院でき、数日とは言えマニラへ遊びに来れるまで回復した。

　　私も去年の大腸憩室出血で、１０日近く入院したが。病院のベットで日々考えたのは、日本で発病した幸運と、一刻も早くマニラへ帰りたいことだった。もし、彼の様な車椅子生活なら、例え短期間だとしても、人手の多いマニラで過したい。元々、マニラで老後を考えたのは、３０年前マニラ湾で見た車椅子の老人から始まる。

　　身体が動かなくなって車椅子生活なら、看護婦・ヘルパー・メイド・運転手を専属で雇いたくなる。それが出切るのは、マニラだと思っている。日本で叶えられないことが、フィリピンなら最小限の費用で雇える。人間らしく老後を送るなら、フィリピンは別天地かも知れない。

         

　　ただ、マニラ暮らしの問題点は民度や素養が低いこと、車椅子になってボケてしまったら生活できないと感じる。ま〜ボケるまでに好い人材に出会うか、駄目なら日本へ帰るしかない。何処で見切るかが肝心で、永久に面倒見て貰うなら、家族での移住か現地に子供を作るしかないだろう。

　　仮免生活は適応力の違いで、半年か１年か判らない。生活する中で肝心なのは、何といってもタガログ語を覚えることだ。私の場合、毎月日本へ帰っているので、日本に居る一週間で覚えた言葉が消えてしまう。その繰り返しが続くと覚える気もなく、ただ、言っている意味は大体判るようになった。

　　退職者ビザ（ＳＲＲＶ）を取得して１４年目、フィリピンへ来るようになって３５年にしては、言葉を知らないと笑われているが。その分、お金が掛かっても経済的に困らないので、ズルズルと今の生活を続けている。もし、１９万５千円（日本人の平均年金月額）でマニラへ暮らすなら、必死に言葉を覚えただろうし、覚えなければ好い生活は出来ない。

　　　一番悪いパターンは、理解できないうちに、彼女を作ったり事業を始めることだ。誰かが金を取られたり、訴えられた内容を知るたびに、ワンパターンなマニラ事情を感じる。深入り過ぎて殺されるニュースを聞くと、マニラは野獣がいるジャングル、警戒して暮らすしか無いと思った。

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昨日のマニラ湾夕昏を載せてます。美しいと思った人、天気の参考になった人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。（笑）



　先月、金浦空港で失くした（忘れた）現金１００万円入りのパスポートケース、ＪＡＬで探し預かってくれたので、ＪＡＬの悪口を書けなくなった訳ではない。これからも批判・批評があれば、書いて行く心算でいる。ま〜利用しているから目に付くのであって、他と比べたらＪＡＬの肩を持ってしまうだろう。

　　今年のステータスは、昨日の成田・マニラでダイヤモンド確定した。来月からダイヤモンドの扱いになると言っても、今のプレミアと変る所は、マイレージボーナス（２５％アップ）ぐらいで後は少ない。預ける荷物にしても、グローバルメンバー以上なら同じ扱いになる。

　　つまりグローバル以上の優待を受けるのは、ファーストラウンジが使えるメリットしかない。では普通のラウンジとファーストラウンジの違いは何か、置いてある酒ぐらいで、何が好いのか良く判らず。無論、マニラや金浦はファーストラウンジはない。羽田は工事中なので、利用しているのは成田だけだ。

　　こうやって見るとプレミアやダイヤモンドになって、得したのはに何なんだろう。マイレージの有効期間が、無くなったぐらいかも知れない。それでもＪＡＬを利用している限り、プレミアかダイヤモンドを維持しようとしている。

　　昨日も川崎レストランや纏に頼まれた食材で、大きな荷物４個チェックインした。笑ってしまったのは、受託手荷物３２キロ限度４個に対して、３１.９キロが２個、３２キロが１個、３０．９キロと計量される。ＪＡＬのスタッフから、前以って量って来たのですかと笑われてしまった。

　　荷物の中身は刺し身用のさんま・アジ・鰯などの鮮魚と、日本の旬の味を詰め込んで来た。それと自分用には米（山形のつや姫）やマヨネーズにケチャップ、日系グロセリーで買える品でも品薄を考えれば、日本から持って来るのが正解だ。

　　今月の帰国は７泊８日間、ところがソウル２泊３日で、東京は５泊しても実質３日しか使えない。食べた夕食を考えると、２７日は焼肉で２８日居酒屋、最後の２９日にやっと寿司屋へ行けた。１ヵ月の内、まともな寿司を食べられるのは日本しかない。

　　そこで帰国の日も成田空港内の京樽へ行き、バッテラを購入してラウンジか機内で食べようとした。何時も同じラウンジの料理に厭きていて、不味い機内食を喰わされるなら、空港内で調達した方が好い。そんな気持ちでバッテラを購入し、ファーストラウンジへ入って行くと、何時もと雰囲気が違う。

　　　　　　

　　バーコーナーを見ると寿司職人が２人、ネタは玉子と甘エビにマグロ、客から注文を受けて握ってくれる。バッテラを買ったことも忘れ、玉子・甘エビ各１貫とマグロ４貫注文した。マグロは中トロ気味の脂の乗りに、嬉しくなって後４貫頼んでしまう。計１０貫食べてしまうと、満腹状態で機内は酒のツマミ程度しか入らない。

　　バッテラを購入して失敗したかな、先月利用したときに無かったサービスだ。それにしても目の前で、握ってくれるのには驚く。これまでも香港空港のキャセイで坦々麺や、成田・羽田のＡＮＡは蕎麦やうどんを眼の前で出してくれた。それに比べＪＡＬだけが質素な物と感じていたら、専属の寿司職人が握るサービスで差を付けたのかも知れない。

　　毎回マニラへ持って来る荷物の量と、ステータスを考えたらＪＡＬを利用するしか選択はない。そこに寿司が食べられるなら、今後もＪＡＬを利用したくなって来るサービスだ。それにしてもマニラ空港のＪＡＬラウンジは狭くて酷い、例え食べ物だけでも何とかならないかと思った。

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昨日のマニラ湾夕昏と今朝を載せてます。美しいと思った人、天気の参考になった人でもフィリピン情報をクリックしてくだて下さい。（笑）


　　先週一週間は忙しい日々が続き、マニラ・東京・ソウル・東京・マニラと四回飛行機にも乗った。ノンビリした日はソウルの一日だけ、マニラで三週間以上毎日が日曜日の生活をしていると、日本帰国中の慌ただしさに付いて行けなくなって来た。

　　何となく一週間働いて三週間遊ぶ暮らしが、かれこれ５〜６年続けていて、内容の濃い生活は合わなくなっている。大した仕事が無くても、３０分１時間単位の東京の暮らしに戻れなくなってきた。マニラ暮らしは朝のブログと、日中のショッピングモールに、夜の飲食・ＫＴＶ廻りの日課しかない。

　　退屈な日々の暮らしに勝つには、何事もゆっくりすることを覚える。ところが日本へ帰っている間は、午前や午後・夕食まで時間毎に予定を入れて行動する。静かな街の東京で慌ただしく暮し、雑踏と騒音のマニラで静かな生活を送っている。このギャップに違和感を覚えても、慣れてしまうと生活している実感が湧いて来た。

　　ま〜静かな街で静かな暮らしでは気が滅入るばかり、車の騒音にクラクションの音、ショッピングモールの大音響に人間の営みと、リズムを感じ始めている。マニラは時間をコントロールでき、逆に東京は時間に追われていた。

　　　　　

　　土曜にマニラへ帰って来て、一番ガックリしたのはＩＰＴＶが映らない。一週間前まで自動録画されていると、日本でＴＶを見るより面倒なく好きな番組が見られる。そう考えて日本で観るのを我慢していたら、ｉＰＴＶが観られないのに焦る。直ぐに契約・購入した友人（日本人）へ電話したら、１時間ぐらいで駆け付けてくれた。

　　こう言う物はやはり日本人から買って正解だな、新しい機器を持って来てくれて、映らないようなら交換してくれるという。何だかんだと調べて見たら、中国の本社のミスで契約終了にしたらしい。後３１５日契約が残っていることを告げて、夜には観れる様になった。

　　これがフィリピンの会社なら、最短でも２〜３日は観られそうもない。５時間で復旧したことに満足していたら、先週の土曜日の分が消えていることに気付く。帰国したのは先週の土曜日、ＪＡＬの午後便で東京へ向かい、土曜日にマニラへ帰って来れば、見たい番組は全て録画されている計算になる。

　　つまり、１週間の旅行なら番組録画は要らない。現に東京滞在中は、マニラで観られない番組を中心に観ている。ＷＯＷＯＷの２・３や、スターＴＶの２・３をワザと楽しんでいた。土曜日の連続物は何だっけ、ＹｏｕＴｕｂｅで観るしかないか。

　　そう考えていて気付いたのは、ＴＶ人間に戻っていた。逆に６〜７年ＴＶを観なかった分、ダイエットのリバンドの様に観始めると止まらない。要因は首のリハビリを止めたことで身体が重い、ソファに横たわると楽だった。こっくり、こっくり寝ながら観るＴＶに、ダラダラした気分の心地良さを感じ始めた。

　　ダラダラ生活の必需品はＴＶとＰＣだね、特に海外生活で日本のＴＶを観ないと浦島太郎になってしまう。初年度受信機器込みで２万９８００ペソ（７万円）、２年目からは１万９８００ペソ（４万６３００円）を払えば延長できる。

　　月計算なら初年度５８５０円、２年目から３８６０円で、日本で観るのと遜色ないＴＶが３６チャンネル観られる。ダラダラ生活に一番必要なのは、ＩＰＴＶだと思った。

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　　昨年の１１月１５日にスマートで発売されたｉＰｈｏｎｅ５ｓ、発売当日に２４９９ペソの月額プラン（通話３００分・ＴＥＸ３００回・通信５Ｇ）、日本円なら月６千円で契約した。購入した翌日にアップルストアーを覗くと、ＳＩＭフリーのｉＰｈｏｎｅ５ｓが売られている。

　　私が購入契約したｉＰｈｏｎｅ５ｓ（６４Ｇ）は４万５９９０ペソ（１０万７５００円）、スマートとの契約は６４Ｇで６０００ペソをプラスして払った。実質４万ペソ、２年契約で割ると月１６６６ペソの計算になる。差額を考えると月８３０ペソで、通話３００分・ＴＥＸ３００回・通信５Ｇを使用できる。決して損な契約でなく、ＳＩＭフリーを購入するより得だと考えていた。

　　マニラの日本人社会は、スマートよりグローブの契約者が多い。私の知人・友人やＫＴＶのＧＲＯでさえ、９０％以上はグローブ契約者だ。そう考えると、スマートで３００分の通話は有り得ないし、３００回のＴＥＸもない。専ら通信の５Ｇを使い、ＬＩＮＥやＦａｃｅＴｉｍｅを利用している。

　　それまでグローブばかり利用していて、スマートを掛けることや受けることも少ない。持って歩くのも面倒なので、散歩や飲食店に入るときは車の中に置いている。良番を取得するのに１万２千ペソ（２万８千円）払ってなければ、多分解約していたと思う。

　　　　　

　　それほど使う頻度の少ないスマートが、ＬＩＮＥやＦａｃｅＴｉｍｅを利用するようになって変って来た。ましてＷｉＦｉのスイッチを入れなくても、簡単な検索やニュースを見るだけなら、ｉＰｈｏｎｅ５ｓで十分間に合う。タブレットを利用するにしても、テザリングで使える。何時しかポケットＷｉＦｉを持って出るのは、遠出するか車内でＰＣを長時間使用する時だけなった。

　　その代わり、スマートのｉＰｈｏｎｅ５ｓと、グローブで使っているＬＧ（ドコモ）を持ち歩くようになる。ここで困ったのは大きさの違い、ｉＰｈｏｎｅ５ｓは４インチでＬＧは５インチ以上在る。日本で始まった携帯掛け放題なら、他社や固定電話へ気にしないで掛けられる。そんなサービスが無いフィリピンでは、携帯を２台３台持つ人が多い。

　　大きさの違う携帯を持つ歩くのは、小さな方を忘れてしまう気がする。ポケットの中に入れるにしても、何となくデコボコして収まりが悪い。そこでｉＰｈｏｎｅ６が出たら、又はグローブを４インチに変えようか悩んでいたが。先日、ソウルの龍山へ行ったら、ｉＰｈｏｎｅ５のＳＩＭフリーは３５万ウォン（３万６千円）で売られていた。

　　ここで考えたのはスマートフォンの必要性、通信を携帯で契約したのはフィリピンだけだ。日本ですらポケットＷｉＦｉをタブレットで利用するし、韓国へ行ってもポケットＷｉＦｉをレンタルしている。タブレットを使うと大型のスマートフォンの存在価値はない。通話だけなら、持って歩くのに邪魔な存在に思えて来た。

　　グローブはガラケーで十分と言っても、何と薄くて軽いガラケーはスマートフォンより高い。そうなるとＳＩＭフリーのｉＰｈｏｎｅ５は、スマートで使っているｉＰｈｏｎｅ５ｓと大きさは同じ、旨い具合に色はブラック、スマートはゴールドなので表面は白だった。

　　早速、持って来たフィリピン・スマートのＳＩＭを入れたら、ソウルでローミングを始めた。タイプとしてはドコモ・ソフトバンクと同じで、フィリピンなら全てのＳＩＭが利用できる。丁度、グローブで使っているＬＧの調子が悪くなっていて、交換しようと考えていた。

　　韓国で売られている携帯は、韓国以外ではＳＩＭフリーになる。ところがこのｉＰｈｏｎｅ５は元々ＳＩＭフリー、韓国の携帯各社だけでなく、香港やマカオでも問題なく利用できる。普段はグローブで使い、海外でも問題ないなら、安い買い物かも知れないと思った。

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　　一昨日のマニラ空港ターミナル３、爆発物を積んだ車が見つかり身柄を拘束されたニュースに驚く。まにら新聞によると「押収された爆発物は、三角形の大型爆竹（１辺約１５センチ、厚さ約３・５センチ）とガソリン０・５リットル入りのプラスチック製容器、導火線を組み合わせたタイプ。爆発で直径５〜１０メートルの球状の炎が発生、近くにいる人を殺傷する能力があった。 」

　　空港ターミナル３だけでなく、比系華僑ヘンリー・シーのＳＭ・モール・オブ・アジア（ＭＯＡ）。マカティ市の在比中国大使館、中国系比人実業家が経営するマカティ市の建設会社。計４ヵ所に仕掛ける計画だったらしく、最初のターミナル３で未遂の内に逮捕された。

　　４ヵ所爆破されていたらと思うと冷や汗、未遂にしても影響は大きい。爆発騒ぎで思い出すのは、長男が高校１年生の頃にさかのぼる。当時（１４〜５年前）、都内私立高のゴルフ部に所属していて、部の父兄会で強化合宿の話題になった。

　　元旅行会社の経営者として、マニラのゴルフ場で合宿することを提案した。治安や衛生状態の懸念を払拭し、実現手前まで行ったときに、ＬＲＴ（Ｍａｎｉｌａ Ｌｉｇｈｔ Ｒａｉｌ Ｔｒａｎｓｉｔ Ｓｙｓｔｅｍ）の車両で爆発事件が発生して、死傷者が出たニュースに計画は終わってしまった。

　　　　　

　　当時はＬＲＴ何かに乗ることもない、移動は全て専用の観光バスと説明したが、少しでも不安が有ると学校は敬遠する。元々、マニラの治安は一番の問題点だったので、マニライコール危ないとインプットされていては、何を言っても中止は仕方なかった。

　　観光客が利用することもないＬＲＴに比べ、今回の標的には観光客が利用するターミナル３と、人気のＭＯＡが入っている。昨日もスーパーマケットとサン・グローブ、序でに食パンを購入するのでＭＯＡへ行った。ここで爆破事件が起きれば、遭遇する可能性は大きい。

　　ターミナル３にしても、比系華僑ゴコンウェイの格安航空、最大手セブパシフィックの発着拠点だ。ただＡＮＡも利用しているので、騒ぎになれば日本人観光客は敬遠する。ま〜一般の日本人ならターミナル３と言うより、マニラ空港が危ないと感じてしまうだろう。対中国領有権問題で標的にされた比系華僑、彼らが経営する施設を狙うなら、マニラで安全なところは少ない。

　　比系華僑でないところは何処か、スーパーならアイアラ系が有ったな、メトロかルスタンズ経営のハイパーマーケット・ショップワイズ・ウエルカム。と頭の中で考えても、多分華僑系に行ってしまう。これだけ中国との関係が悪化すれば、これからも華僑への風当たりは強くなって行きそうだ。

　　昔のＬＲＴ爆破事件は、イスラム勢力の内乱？。フィリピンは宗教問題での事件しかないと、今まで思っていたし、それに対して警戒して来た。イスラム関係の施設や人を敬遠するだけで、マニラへ暮すのに問題ない。見分けるのも服装や雰囲気で何となく判る。それに比べ、華僑が狙われたのなら警戒するのは難しい。

　　フィリピン人の性格を考えれば、元々華僑に対して反発心は強く、誘拐されたり殺される事件は多く発生している。特に私は華僑と間違われ易いので、チャイナタウン（ビノンド）は暫く遠慮しようと思った。

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